4月からの移動販売 場所が決まりました!

4月1日よりスタートする移動販売。販売場所が確定しました。たくさんの方のご協力をいただき感謝に堪えません。

毎週の休みに、現地視察やお礼の挨拶回りをしてきました。近辺へのチラシ配りも。

一昨日訪れたのは昭和の町。駅通り。この一角にある「陶器と雑貨の店en Cafe」さんで販売。気さくな面倒見の良いママさんとお話し、月に2回駐車場で販売させていただくことになりました。

その周囲のお店の方々へ挨拶回りをしました。皆さん快く対応していただきありがたかったです。まさか昭和の町でお店を開く(移動販売ですが)ことになるとは思ってもみませんでした。

販売場所は毎週のところや2週に一度のところさらに月に一回のところなど合わせて、10か所になりました。販売時間は1時間半や1時間程度です。一日お店を開けているわけではないので、日にち(曜日)や開店時間に来ていただかないと販売できない事になります。うまくいくのかどうか心配でもありますが、とにかくやってみるしかありません。

告知が重要!定着するまでに一定の日数・月日がかかるでしょうね。

古き良きものも・・・

ついに…予想していたものの、残念でもあります。近ごろオニパンの象徴的インテリアである柱時計が調子を崩しつつある。東京多摩区でパン屋修行をしていた14年前に居酒屋「かどかど」のマスターからいただいた柱時計。

オニパン開店時より頑張っていた柱時計、でも途中一度修理に出したことがある。吉田時計店さんへ。ご主人は88歳の時計職人。修理に出したら、したの壊れた部分の木の補修もしていただいた。職人気質のご主人とは年賀状のやり取りをしていたが、一昨年に突然亡くなられた。死ぬまで時計修理をされていたと奥様がおっしゃっていた。

「かどかど」のマスターは、大病で危ないと言われていたが、2年前に年賀状が届き「まだ生きている」との知らせ。少年時代は相当の悪で新聞にも載ったと自慢していた。弱気になり疲れ果てた(修行で)私をはげまし、行くたびに新しい新作の料理とかを出してくれた。「迷うときは動くな」という言葉を自分の体験から諭してくれた。この古時計を見るたびに、東京での思い出が浮かび上がってくる。

古き良きものもいずれは交代の時期が来るのだろう。出なければ、新しい時代はやってこない。

これが新しい時代の柱時計。ちょっと安っぽい。電波時計なので狂わないし、らくちんだ。便利な時代にふさわしい。

古時計は、週に一度以上ゼンマイを巻かねばならなかった。狂いも調整した。手間がかかる。新しい時計はそんな必要がない。便利だ。

きっと手をかけるほどに、そのものへの思いが蓄積されていくのだろうな。古きものは、そんなものなのだろう。

返礼品

もう忘れていた。別府店でお客様とパン作りについて話が盛り上がり、うちで作った小麦のフスマが欲しいというので後日にあげたことがあった。数か月前のこと。その返礼品が届いた。

私のあげたフスマ(小麦の外側の部分、お米でいえば精米の時出てくるぬかみたいのものか)を入れてパンをつくったのだ。どんなものか、さっそく今朝食べてみた。予想に反して、生地はカサカサしていなく、柔らかめ。「おいしい!」いけますねえ!中身がブドウとチーズと餡子。それぞれにおいしい。少し甘めな生地が疲れた心と体にしみてくる。いい!

次ぎあえる機会があれば、作り方を聞いてみよう。フスマの雑味がほとんど感じられず、パサパサしていないのでいいな。

さあ、今日は日曜日。あいにく天気は今一つ。待ってま~す。よろしくね。

こんなパンが欲しいな~ご注文についての対応

オニパンはお店に出しているアイテムの販売だけをしているのではありません。卸もしています。そして、ご希望があれば、商品の開発も行います。例えば、ゆふいんバーガーハウスさんのご注文に応じて、最適なバンズを作るためにあーやこーやしてご希望に応じたり(最適かどうかは?)、パーティーがあるので、半分くらいのクレセントをたくさん作ってとか、別府のグリーンスポットさんのご要望に応じて、特注の角形食パンのケースを注文して作り、それで大きな食パンを焼いたり…いろいろやっています。

ベーコンサンドの丸パンだけを10個ほしいとか、こんな大きさのコッペが欲しいとかいろいろな注文に対してできる限り応えるお店がオニパンです。昨日もサンドイッチ屋をスタートするということで相談がありました。喜んで相談に応じました。こんな風にご利用していただけたら私たちも嬉しい限りです。

昨日のバターロール

日本の縮図か?!

目先のことで暮らしていると、なかなか周りや先のことが見えてこないものだ。移動販売の準備や日々のパン製造だけで手いっぱい。そこに塚原自治区の役員の順番が回ってくる。先日は自治区の会計監査の仕事。う~ん忙しい!

新聞やネットニュースを見るにつけ、世の中大変だなと思う。コロナやそれにかかわる仕事の問題、オリンピック、贈収賄、接待、差別、国際関係・・・・原発関連、沖縄基地問題・・・・・。

何が問題の神髄かと言われるとそれぞれの問題についてそんなに詳しくないので、自信を持って言えるわけではない。しかし、大方の予想や自分なりの考えは持っている。今まで生きてきて、世の中お金で回っているのだということはわかる。経済活動が社会の土台!金を持っているもの、資本を持っているものが、権力を握り、その体制を維持するために政治を行う。それが資本主義。金儲け、利益のために無理が通って道理が引っ込む。そんなケースがたまたまではなく、基本原則となっているのが今の社会。しかし表面上は民主主義が正道と言われ、権力にとって害が少ない場合はそれが通る。

金が絡むと無理も通る。そのことを肌で感じる8年間が続いている。それは、塚原のメガソーラー問題。市も県も住民の意思を無視できないのでいいわけやごまかしでその場を乗り切ろうとしている。一昨日の住民説明会で本当にむなしさと怒りとやるせなさを感じた。発言をしながら、興奮する自分を感じた。「子どもでもわかることだ」「筋が通らないことをごまかしながら結局やってしまうって子どもにどう説明するのか」、いい大人が!

反論ができるわけはない。市長でありながら、それはきっと胸も痛むことだろう。しかし、金を持つもの、利益を生み出すためのファンドは、強引だ。翌日の新聞に驚かされた。

『業者「月内に着工」』が見出し。

結論が別の場所で言われているとは。

メガソーラーの問題を通して、今ある社会の様々な問題を、他人ごとと感じることはよくないと思った。「当事者」は、その問題で苦しいほどの毎日を過ごしているのだと想像できるからだ。オニパン前のメガソーラーは運よく撤退していただいた。しかし、塚原でもっともシンボリックな場所にメガソーラーが建設されようとしている。大分県で唯一の「日本で最も美しい村」の塚原に。塚原は日本の縮図か?!