実験中 カレーパン

12月21日に「赤野の森」さんとコラボイベントをするという話題を先日のInfoに載せました。メインが「オニパンの新作カレーパンのお披露目」となります。そこで、以前より考えていた、保存できるカレーパンの実験をこの間やっていました。

仮にたくさんの人が来るイベントでふるまうとか、遠くまで送るとか、何日間か続くイベントなどに出す場合とか・・・いろんなTPOに対応出来る方法を考えていました。カレーパンを選んだのは、先ず私がカレー好きということ、揚げれば熱々で美味しくいただけるとか、揚げなくてもオーブンで焼いて食べることも出来るのではないか(まだ実験途中)とか。

そして今朝、一週間冷蔵庫に置いていたカレーパン(半焼き・5分ほど焼成して、発酵が進まないようにしている)と冷凍庫で保存していた半焼きカレーパンを油で揚げてみました。

冷蔵一週間で問題なく焼きたてカレーパン完成です。冷凍の方はレンジでチンしました。失敗です。自然解凍が良いのでしょうが、急ぐときのことを考え、さらに実験継続。これが成功すれば、通販でたくさんのパンを送ることが出来、さらに自らの家で焼きたてが食べられます。多分かつてない取り組みなのでは。オニパンに企業秘密はない。

年末年始の営業&クリスマス向けパネトーネ

問い合わせが来ています。営業日については下記の通りです。

塚原店 12月27日(金)まで営業

別府店 12月29日(日)まで営業

塚原店 1月5日(日)営業開始

別府店 1月5日(日)営業開始

以上です。お間違えのないように。

さて、クリスマスが近づいてきました。例年好評のオニパン風「パネトーネ」の予約注文受け付けています。お電話や店先でお伝えください。数量限定でたくさん作っていませんので、店頭に並んでないこともあります。

お値段は  大800円 中500円です。昨年よりお値段上がりまして、申し訳ありません。

何かモヤモヤした日々 リアリティとは何だった

遙か昔になったのかなあ。学生時代が懐かしい。ちょうど半世紀。いやさらに2年前。浜省で言えば「19のままさ」。私にとって、最も懐かしく、今思い返すだけで涙が浮かんでくる。私が生きてきたそれまでの、少し薄汚れた心のキャンパスが、白く洗われ、そこに鮮烈な色彩やうっとりするような色合いの思想が描かれる日々だった。狭いボロ下宿で仲間と夜遅くまで話し歌い・・・。

議論の核心は「リアリティ」だった。アレはどうや、これはコウヤ、イヤそれはチガウゾとディスカッション。ともすれば空論、空想的な話になり、現実離れした話に終始。先輩たちはいつも「それはリアリティに欠ける」「それは科学的でない」「現実を見よ」「現実から出発しろ!」等と注意された。

学生時代に読んだ「実践のための哲学」という本は、わたしの生き方に強く影響を与えた。今までも折々帳などで書いたことがある。全ての悩み、課題、目標はどれだけ多面的に現実を捉えるかで必ず解決、行動の道筋が見えてくる。それは弁証法的唯物論という哲学を基本にした考え方。いまだにそこに立ち戻らねばと、ことあるごとに思い反省する。

最近の選挙の様相を見ていて、私が体験した学生時代のものの見方考え方とのギャップに驚きを感じる。否、驚きを通り越し危機感を感じている。例えば、兵庫県知事選。

さらに、「生活保護利用者『就職サポート』」という事業をパソナなどの大手派遣業者が大阪市とタイアップでやっているとの新聞記事があった。様々な事情で生活保護を受けざるを得なくなった弱者を「就職サポート」するという。聞こえが良いが、立場の弱い人の希望を無視して、「サポート」するので離職が7割を超えているとのこと。こんな現実が日本にある。行政はどうして、人を食い物にして利益を上げる企業に加担するのか。人の心を夢や希望を、リアルに捉えているのか。

例を挙げれば切りがないのだろう。たまたま目にする事例を見ても、リアリティに欠ける事態が横行している。このモヤモヤをなんとか晴らしたい。澄み切った秋晴れに。

朝っぱらからついぐちっぽいInfoに。インフォメーションとすれば、「カレー全国展開」の進捗状況を。

カレーの食べ方をこんなパンで。ママがもっと強く焼いた方がいいと言ってた。確かに。このパンの食べ方は、クルクル巻きの生地を剥がして食べる。結構美味しかったぞ。

ワインの友セット ポップリーフレット出来ました

突然、清家(オニパンのスタッフ)さんがUSBを持ってきました。今回、由布市のふるさと納税の返礼品として採用された「ワインの友セット」の宣伝用チラシの原稿です。オニパンの大事な部分のポップは清家さんにたのんで作ってもらっています。大事でない部分は、私がつくっています(笑)。自覚的な彼女は、私がたのんでいないにもかかわらず、今回早速「返礼品」の注文が入ったので、箱に一緒に入れるリーフレットを作らねばと考えたのでしょう。以前のもの(手描きでつくってくれたもの)をさらにグレードアップした作品となっています。

もう、ほぼプロですね。「グッドデザイン大賞」をあげたいと思います。

ワインの友セットは、全国広しといえど、オニパンにしかないオリジナルセット。これも大事な全国展開の秘密兵器ですね。(全国展開のカレーはいまだ先が見えてませんが)

充実のお休み日

ゆっくり優雅なお休みをしていると、心が逆に落ち着かなくなるのは、貧乏性のなせる技か。本当に「お休み」と名前のついた休日は最近経験ない。それが性に合っているのだろう。

前より気になっていたチェンソーの目立てをやっとできた。一番気に入っている電気チェンソーが、チェーンの外れたまま、且つ刃が切れないままになっていた。

分解して掃除。チェーンを装着して、ヤスリを使って目立てをする。

目立て用の専門道具を使えば、わりと誰でも目立てが出来る。ここにたどり着くまで長い年月を要したなあ。

上刃と横刃の両方が鋭くならないと切れが悪い。まあ、並みに切れる状態になった。次に、畑に行って、小麦の播種の準備。トラクターの扱い方が今ひとつわかっていなくて、苦労する。しかしこれも「機械が教えてくれる」という亡くなった園田の爺さんの教えどおり、トラクターが教えてくれた。そして仕事終了。

この二日間のお休み日、もっとも嬉しかったこと。それは、スパイスカレーがとても美味しく出来たこと。何度もレシピのやり直しをしてきたが、味が今ひとつ。そして今回、満を持して、カレー作り。

改良点は、人参の量をグッと減らし、玉ネギをこげ茶になるくらい炒めたこと。そして、スパイスも変えた。最初の段階で入れるスパイスをホールのクミンシード、カルダモン、クローブに変える。クミンシードは定番だと思うが、クローブとカルダモンは初めての経験。まあ、読者のみなさんにとって、スパイスはわかりづらい方が多いとは思いますが、本当に入れる種類によって大きく味や香りが変わるから、カレーって恐ろしい。むずかしい。たのしい。

こうして出来たカレーは、なんと、私のスパイスカレー作り人生(スパイスカレーはたかだか2年くらいか)の中で最高の味となった。お肉はミンチを使わず、ぶつ切り。それにはワケがある。新作のカレーパンを考案中なのだ。私の頭の中では、これを全国展開して、売りに売ろうと思っている(内緒ノハナシ)。最近の経営難打開のための秘策にならんかなあと・・・。