点滴と台風10号

愛猫レイ君の話題が続きます。自然児レイ君はケージに入れられると耐えれないのか、悲しそうに鳴き続けます。つい根負けして、部屋の中ならいいだろうと室内自由に。ところが、うっかりドアを開けていて室外へ逃亡。探し回ると、お気に入りの納屋でくつろぐレイ君でした。

しかし、看病は難しい。ペニスにつけたカテーテルはいつの間にやら抜け落ち、腫れている状態のペニスの尿道から尿を自力で出すことは困難のようだ。トイレ場にしゃがみ込み気張っているもののほとんどおしっこは出ない。痛いんだろうなあ、ニャアニャアと鳴く。おしっこを抜き取るためのカテーテルがないとなれば、膀胱にはおしっこが充満状態になる。それでまた今日も病院へ行くことになった。

昨日、初めての点滴体験。血管に針を刺すなんて無理!と思っていたが、首の皮のあたりにブス~とさして液を注入。簡単だった。いろいろと体験させてくれるレイ君です。

さて、台風10号がやってきます。昨今の災害は今までの常識から判断できないものがありますね。日頃より不用心の私でありますが、今回はまじめに対策を考えようと思います。風で飛びそうなものは、片づけたり縛り付けたり。停電のおそれがあるので、冷蔵庫用にペットボトルに水を入れ何本か凍らせておくとか。風呂場に水を張るとか。使ったことのない発電機も今日中に試験運転してみます。

明けましておめでとうございます。息長く続くための一年に!おいしいと笑顔が増える一年に!若くはないマスターとママだからこそ、経験と知恵で勝負の年に!

 半年ぶりの折々帳。文章が書けるか心配なほどに、脳の回転と記憶力が減退中。歳が原因という面もあるだろうが、日ごろの生活態度が最も老化に寄与していると思う。眠れない日が続き(特に悩みがあるわけでもないが)マイスリーという導眠剤を常用するようになった。これは、少し危険な薬だと最近知るようになる。お酒を40代のころより毎晩飲み続けている。これも、眠りの浅さの原因のようだ。パン屋の朝は早い。眠れないと、体が参ってしまうという強迫観念から、マイスリーを常用するようになっていた。

腰が痛い!足がつる!目が疲れ、視力が極端に悪くなる夕方。胃が重たく、少し多めに食べると、しんどくなる。大好きな豚骨ラーメンを食べると、胃が石のようにしんどくなる。もう5年くらい前からあきらめた。両手親指は付け根部分が痛く、もう7~8年ず~っと治ってない。頭の毛が薄くなっている。腹回りが太くなっている。もう嫌だ!こんなはずじゃあなかった!!

相次ぐ知人、友人の死。60代は多い気がする。それを乗り越えても、70代半ばでの死。がんが多い。つい、一昨日も、大阪の尊敬する先輩ががんで亡くなった。悲しみに耐えない。

歳を取るというのは、死と向かい合い、体の変化と向かい合い、「よいしょ」といちいち声を出しながら暮らすということなのか。いよいよ実感である。

「夢半ば」で亡くなるみたいな表現で、突然の死を無念視することはよくあるが、最近は、それは当たり前のことで、いいんじゃないかなと思う。「目標達成したぜ!」みたいな終わり方ってあるのかな。頭がぼけてない限り、夢(目標)を追い求め、その時々の達成段階で満足や充実を感じながら、生きていくしかないのだし、それで十分だと思う。いや、そういう生き方ができていればどんなにか幸せなことかと思う。

そう考えると、突然の死も、余命期限を意識しながらの死も、それほど悲しいことではないのかも。

新年に向けて、年末より、新たな取り組みを開始している。

生きる限りにおいて、ぼけてはいけない。というか、ぼけない努力をしないといけない。よって、マイスリーはやめた!眠れなくていい!ぼけるよりましだ。そして、お酒も週に3日は飲まない。すでに実践を初めている。すると、眠りが深くなった。マイスリーを飲んだ眠りよりも自然で、何か頭がすっきりしている。もっともっと頭のためになることをしなければ。すでに、相当ぼけが来ているのだから。ということで、新年そうそう、久しぶりに読書をした。ノーベル化学賞をとられた吉野彰さんがおすすめの「ロウソクの科学」。とても良い本だ。この本、実は二十歳のころ、良い本だと、知人に勧められたが読んでなかった本。ずっと意識していたが、まさか吉野さんが推薦するとは。パン屋も科学の素養が必要だ。おいしいパンを作ろうと思えば、科学的な思考や基礎教養(発酵などの)がないとだめだ。

 パン屋を目指す人がいれば、この2冊は必読文献。

さて、若干頭の方はなんとかなりそうだが、問題まだまだある。どうしようもない体問題。年末から腰痛がひどい。お正月ゆっくりしたら少しは改善するかなと思ったが、逆にひどくなっている。やはり、運動しかないのか。ということで、昨日、由布岳塚原コースを途中まで登る(2時間半のきつい運動)。今日の体の状況は・・・・なんと、腰痛が消えている(90%くらい)。やはりね。パン屋にとって運動は絶対必要なのだ。これも、パン屋になろうと思っている人は忘れないで。

今年の課題として今意識していること、それは労働軽減、より効率的な生産体制、そして美味しさの追求。なんと欲張りなこと。それに一歩近づける手段に気が付いたのが年末のこと。昨年、冷蔵生地や冷凍についてのいろんな方法があるとのことを知り、オニパンでもすでにいろいろと試しているところだ。開店当初より生地はオーバーナイトで発酵させるものだと決めつけてきた。焼きあがったものはその日に売り切るものだと決めつけてきた。しかし、現実的な問題としてそれはかなり無理がある方法だと最近は思っている。冷蔵生地にすれば二日分、三日分をまとめて仕込める。冷凍生地は扱い方によっておいしいパンが焼ける。焼きあがったパン生地でも冷凍の方法でうまさを維持できる。そうだ、冷凍という手段は、現在多くのパン屋の直面する課題を良い方向へ導く処方箋となるのでは!これに気が付いた!!

冷凍でも、やり方によってよりよい方法があるそうな。パン生地や具材をおいしく保つ方法が。ゆっくり冷凍するのではなく、できる限り早く凍らせるのが大切だと!業務用冷凍庫もかなりの能力があるのだろうがもっと力のある「急速凍結庫」など、零下40度レベルで一気に凍らせるという代物。大きいし、200Vの動力が必要。ほしい~欲しい!よし、躊躇している場合ではないのでは、ということで購入することに。しかし問題は設置場所。スペースだけではなく、夏場30度以上の場所では能力が発揮できないし下手をすれば壊れると業者が言う。それならば、造るしかない!ということで、建物の外に屋根を作り、設置する小屋を建てよう・・・みたいな。

年末、頼りのご近所さん、あのトミさん。私たちが塚原高原に店を構えようとするあたりからずいぶん助けてくれたスーパーな人。そのトミさんも今72歳。小屋を頼みました。3日かけて、屋根を作ってくれました。

 さすが、トミさん。しかし、あとは、私に作れという。う~できるかなあ?。正月2日、ハンズマンに軽トラをかりて材料を買いに行く。断熱材や壁板などは、たまたまオニパンの向かいで建築中の「無印良品の家」で働いている大工さんに頼むと、なんと半端なものを持ってけ!ということで、ごっぞりくれた!なんと正月そうそう、めでたいことだ。そして、4日かけて、ここまで製作。

 

この小屋に電源を引いて、高さ2メートル幅、奥行き1メートル近くの急速凍結庫が入るのだ。さらに、ストッカーの冷凍庫とジャムなどを保存する冷蔵庫も。さらにエアコンを設置して、夏場も涼しい冷蔵小屋に。

冷凍できる総菜パンの研究も進めている。これはママに頼んでる。

今年一年がオニパンにとって持続可能なお店の元年となることを願って。欲張りな目標ではあるけれど、やってみるしかない。もう後がない。

さて、旧年のがんばりへのご褒美として、まだいったことがなかった宝泉寺温泉へお風呂と昼ご飯へ(5日)。お泊りはできませんからね(犬猫さんがいるので)。

 いいですね、宝泉寺温泉。湯本屋。料理がうまい!そしてプレミアムビールもうまい!泡が「神泡」!

 グリーンラベルしか飲んでない私にとって、この泡は・・・!「泡の科学」を考えたくなりましたね。

 

 

 

慌ただしい年の瀬。忙中閑あり。おはぎを作ってみました。周りからは、「忙中になにやってんの」と非難されそう。

  おはぎを初めて作ってみました。オニパンの餡子がおいしいので、きっとおはぎにしてもおいしいだろうなと思っていました。案の定でした。ただ、作り方が今ひとつわからないので、ちょっと今後は・・・・。やはりパンの方が、自分には、向いているようです。

いよいよ年の瀬。一年の総決算。来年に向けて、オニパンは密かに新たな取り組みを開始しつつあります。とにかくお楽しみに。

 休みの水曜日、山はあきらめてサイクリング。いつもの場所へ。自転車は腰痛に効く。久々だったが、大丈夫だった。

 それにしてもどなたがお花を。嬉しいですねえ。多分・・・、想像する。誰に知ってほしいとか、見返りを求めるわけでなく、添えられた花。その人の優しい思いが、私をピュアにしてくれます。

夏休み 久々の夫婦旅。楽しかったと今になって思うこの頃。

振り返ってみると、折々帳は8か月前が前回。「書くことは考えること」とは有名な言葉だが、infoでのちょろ書きくらいしか書くことがなかった8か月、だとすればなるほどとうなずける事例が私の上に起きている。近頃よくママに言われる。あなた近頃おかしい!そう言われればそうなのかもしれない。じっくりと物事を考えてないのかもしれないなあ。ちょっと私的なことだが、反省しながら、この夏の夫婦旅を紹介しよう。

我が家には犬さんと猫さん、合わせて3匹いる。お世話があるので、旅は交代でしかできない。一人旅はそれなりにいいものだ。しかし、長年いつも二人で旅してきた我が身からすると、ちょっと寂しい面もある。それで、今回の夏休み、ご近所の方にお願いして、犬猫のお世話をしていただいた。

一番行きたかった大崩山。調べるほどに、二人には無理な山だと感じられた。ここ最近、とみに体力に自信をなくしつつある。特にママは、岩場は危険だと思う。もしものことがあれば、オニパンも終わり。今回はあきらめ(というか、一生あきらめ)、一泊でも行けそうな、見知らぬ地への旅を検討した。数年前私が一人旅した島根県の三瓶山(さんべさん)は、いい山だった。島根県まで旅できたのだから、広島県あたりは問題なく行けそう。それで、広島の一番高い山を探すと「恐羅漢山」(おそらかんざん)だとわかった。ちょっと気になる名前だとは思ったが、そこは無視。近くに三段峡という名勝もあり、そこに宿をとることにした。

 蒸し暑い日だった。8月18日(日)。「おそらさん」(地元の方はそう言っている)は、スキー場として一時期はそうとうなお客様がきていたようだ。後になってわかったが、私たちは一番きつい直登コースで頂上を目指したようだ。あの扇山みたいな感じもしないではなかった。扇山のほうがキツかったが。一時間半ほどで頂上にたどり着く。

 これは途中の分かれ道。

 頂上はこんな感じ。眺望は今一つ。

 自撮りの一枚。暑くて、汗びっしょり。でも、広島県の一番高い所を征服したので、ちょっと嬉しかったな。

おそらさんでは、夏場はキャンプや張られたケーブルを滑車でスーパーマンのように飛ぶスポーツが盛んにやられていた。子どもたちは目を輝かして遊んでいた。

さて、名勝三段峡の入り口に位置する三段峡ホテルへ直行。朝7時半に塚原を出発して5時間ほどのドライブ後山登り、そして5時ごろ宿に到着。

 ホテルは古そう。しかし玄関に「歓迎ひうら様」の札が。嬉しいものですねえ、ビップ気分になります。若いころ和歌山の竜神温泉の宿に行った時だったか「歓迎 大阪日浦様」と札に書かれていたのは。あの時以来のことだなあ。 3軒のお泊り様なんだ。ホテルは、結構古そう。後で主人と話して知ったが、築60年くらい。その前にも旅館はあり、現オーナーは3代目。5歳年上の70歳。なんと、恐羅漢山スキー場を立ち上げたのは、そのオーナーだった。若いころの苦労話など聞かせていただいた。活気のあったころの話をする主人の目は輝き、こちらまでワクワクと高揚する気分になった。しかし現在は、三段峡ホテルもかなり傷んでいて、大きな構えからして、掃除や維持も大変だろうなと思った。従業員さんもあまりいず、夫婦でやりくりしているようだ。

 お部屋の一コマ。トイレもない部屋でした。しかし、いい雰囲気!お風呂に行って、夕ご飯。

 おいしかったですね。地元のものを使った、手作りの料理。こういうのが私たちの口にはあっている。一品一品がおいしい!食べ過ぎて、持って行ってた胃薬を飲んで就寝。

いいことばかりの旅になる予定。しかし、気にはなっていた恐羅漢山という名前。山好きの友人が「え~あの山に登ったのか~」と教えてくれたことが。

それは、蛇がとても多い山として有名なんだそうで。

 下山までにこいつに20匹あったという話もあり。こいつって、もち、マムシ。マムシに限らず蛇がたくさんいるようで。私たちの上ったルートはゴルフ場急登コースで幸い蛇の少ないコースだったみたい。しかしそれで終わらなかった・・・。

一日目登山後宿でお風呂へ。気持ちいかった~。そしてお楽しみは、マッサージチェア!割と上等だ。心地よくもまれていると、なぜか足の指がちくちく。そのうちだんだん痛く。なんで~!!見ると、アブがおいしそうに私の親指を噛み、血を吸っているでは!ばかな~!! その日はそれで終わり幸い大したことはなかった。翌日、楽しみにしていた三段峡巡り。

  三段峡は結構長い見学ルートだ。全部はよう見れないので、一番近くの見どころを歩く。溪谷にず~っと歩道が続いている。とにかく蒸し暑く、汗だらだら。湿っぽい所なのか、苔もたくさん生えていた。私は昨日噛まれた足指が痛くて、歩くのがつらい。せっかく来たのだから我慢して歩いていた。折り返して地点の近くで、右足の弁慶の泣き所に刺すような痛みが走った!いてえ~ええっと!今度はなんじゃ!見ると、1mくらいの蛇が逃げよる。この野郎、待てえ~。正体つかまんとマムシじゃと嫌だもんね。マムシじゃなさそう。帰って、ホテルの主人が心配して毒吸いの器具で一応処置をしてくださった。

 黄色の注射器みたいなものがそう。とんだこんだで、時間がたち、そろそろ帰る時間に。あまりに暑いので、ホテルの前にあるかき氷を食べることに。

 こんな張り紙が。ちょっと食欲をそそりますね。そして、ホテルの主人さんが50年前のかき氷機を使ってつくってくれました。

  ママは宇治、私はイチゴ。は~、うまあ~!!! 暑い夏はこれにかぎるわあ~!そこで、ママが何気にこんなことをおっしゃった!「うちもかき氷したらいいわね。」

ママが提案するのはあまりないのだが、言うときはなかなか鋭いことが多い。それだあと思った。私も以前からそんなことをぼんやりと思ってはいたが、パン屋がかき氷なんてなあ、それとただでさえコーヒーを作ったりするのも大変なのに、かき氷まで始めたら、ママが怒るだろうし・・・。ところがだ、そのママが口にしたのだ。千載一遇のチャンスとはこのことか。

「オニパンかき氷は、自家製手作りがモットーです。リンゴやイチゴ、アンズなどのシロップ液を使い、塚原の湧水を固く凍らせた氷を削って作ります。一切の添加物や着色料もない、天然のおいしいかき氷~!塚原高原の生んだおいしいかき氷~はいかが~♪」

少し痛い目にあった夫婦の旅ではありましたが、結果としては、なかなか楽しい旅だったねえ。アブや蛇、蒸し暑い三段峡の苦難ありて、新しい発見もあり。

さて、来年はどこへ行こうかな。