明日は(22日/月)代替え休業です。   23日(祝)は営業いたします!

明日の月曜日、塚原店・別府店ともに休業です。ご注意を。23日は営業いたしますのでよろしくお願いします。

さて、現在オニパンに新人が働き出したことは以前のInfoでも紹介しました。職場に新しい風が吹き始めます。教える側も気持ち新たに、仕事に向き合う良い機会ともなります。何年やっていても未熟な点は多々あるものです。教えようとすると、自分でもわかっていないことに気づいたりします。わかりやすく、簡単に、明快に教えられないことは自分でもわかっていないことです。

最近、川野さんがとても上手にクリームパンを作っています。以前薄皮の、焼き色がついていないクリームパンも時々ありましたが、とても上手になったので、聞いてみる・・・YouTubeで勉強しているとのこと。なあるほでです。クリームパンが上手になったという結果はお店にとってありがたいのですが、それよりも、職人として謙虚に学ぶ姿勢が私としてはとてもうれしいです。

パン一つ一つに愛情を込めて大事に育てる、親としての子どもがパンであり・・・そんな感じでパンに向き合いたいものです。

米粉パンが進化していた

ここ数日、「はるみずき」の記事をInfoで紹介。パン小麦の進化を報告しました。外麦との比較において国産小麦の成長は著しいものがあります。追いついてきた感、相当なものあり。それは小麦の世界だけではありませんでした。

数日前、録画しておいたNHK「趣味どきっ」を見て、驚かされました。内容は「米粉パン」。最近、YouTubeなどで米粉パンの成形などの動画を見ることもあり、ふわっとした米粉パンを作るのはとても大変だなあ~などと思っていました。しかし、この趣味どきっで見た米粉パンの作り方は簡単!それというのも、鍵は米の種類にありました。

山形大学の教授が出てきて、その先生へのインタビューがすごいお話。パンとは無縁の教授の研究テーマは「いかにして米粉を膨らませるか」だったのです。その先生の専門は石油から発砲スチロールを作る方法。石油を膨らませて発砲スチロールを作ることが出来るのであれば・・・米粉を膨らましパンのようにふわっと出来るはず。そして、見事に成功。そのための成分を多く含んだ稲を開発しよう・・ということに。

そして品種改良されたお米が「ミズホチカラ」。そのお米は、パンを作るための米粉専用の品種!驚きました。グルテンのない米粉からふわっとした米粉パンが出来るのだ!!!今まで、私は米粉のパンなんて・・・と思っていました。なんで、わざわざ固い米粉パンを食べるのだろう。柔らかなご飯を食べればすむのに。パンが食べたいけどアレルギーで食べられないからとは思うが。

しかし、私の知らない間に世界は進歩していたのだ。ということで、新たに米粉パンに挑戦することにした。早速熊本製粉さんより、米粉パン専用粉を入手!なるほど、高額。希少価値だしね。それでは、お楽しみに。

「はるみずき」という小麦

昨日は、パソコンに写真がなくて、今ひとつパッとしたブログになっていなかった(笑)。新聞報道されたことで、私の意見も重みが出る。「マスターが言ってたこと、ホンマやったんや。」「よう勉強しとりはるなあ」と一度は言われてみたいものだ。

さて、ご覧になった方もいるとは思いますが、昨日の続きで「はるみずき」報道を。

この報道によると、大分県産の小麦の半分がこの2~3年ではるみずきに変わりそうだ。小麦と言ってもハルミズキのようなタンパク含量の多い強力粉ばかりではない。うどんなどの中力粉、お菓子に使う薄力粉などもある。家で使う小麦はほぼ薄力粉ではないかな。だから、醤油、パンに使う小麦はほぼ「はるみずき」になると考えていいのかな。これは大分県の事情だから、他県はまた違うのかも。しかし、品質の良さや育てやすさからすると、他県でもそうなる可能性は高いのでは。

ついでに、播種をしている最中の写真も一枚。

手前は種まきごんべえ。畑にひもをはって、4筋ずつ種まきし、次に幅をとって(歩けるように)また4筋というふうに。その4筋の条間(種と種の間のこと)は狭くして、雑草が生えにくくしてみた。

土が軟らかくて、さらに「ごんべえちゃん」がなかなか上手に前に進んでくれなくて、足腰がくたくたに。ここで3時間以上奮闘しました。

その後、ネットでいろいろと調べ、動力式(充電パワー)手押し運搬車を購入!たぶんその道具がこれからの追肥や麦踏みの助けをしてくれると信じているところ。農業の機械化は、高齢者には必要だと実感させられた播種作業でした。

小麦播種

パソコンの都合で、なかなかうまく写真がアップできません。しかし、お休みの火曜日ついに「はるみずき」の種子を9キロ近くオニパン畑に撒きました。

大変な労働でしたね。畑は何度もトラクターを入れているので、軟らかい土に。そこに「種まきごんべえ」という一条撒きの道具をつかって(運動場のライン引きの道具みたいなもの)押しながら種まき。それが土にめり込んだり、道具に種ベルトが詰まりベルトに詰まり動かなかったりのトラブルもありで、3時間以上かかりました。ウォーキング3時間でもつかれるのに、押し作業での3時間は老体に堪えます。

さてその小麦「はるみずき」は、現在話題の新品種。私の予想通りの記事が3日程前の大分合同新聞の一面に載っていました(写真なし。次回に載せます。)現在普及している「ミナミノカオリ」は、大分では「はるみずき」が取って代わるとの記事でした。

そんなこんなで休日は大忙しの二日間。ほかにも新しい取り組みの準備もしましたし、それは後日このInfoで報告します。お楽しみに。

画像がないと説得力ないですね(泣)。

夕闇のトラクター

時間がない。小麦の播種(はしゅ)は、例年11月の第1週には完了していた。すでに2週が過ぎ3週に入った。先週牛糞と石灰を入れた。今週は種をまく。そのためにも肥料(元肥)を入れて置かねばならない。ということで、昨日の日曜日、15-15-15(国産)を2袋畑にまいた。

仕事中のママに助けを頼み、前回同様軽トラの運転をしてもらった。運転が下手すぎて(畑の土が軟らかくむずかしいのかもしれないが)、速かったり、急ストップだったりで、「へたくそ!」「止まれ~!!」とか、怒声を響かせて進行。でも、内心はとてもありがたかったのだが。

晩秋の夕暮れは早い。なんとか肥料を撒き次にトラクターで土に混ぜ込む。その時間、刻一刻、ぐんぐんと闇が進む。トラクターのギアを普段使わないギアにアップし、柔らかくなっている土だからと早々に作業を進めていく。

山端にうっすらとオレンジを残しながら、闇はどんどん畑に降り注いでくる。ほぼ見えない地面をかすかな轍を捜しながらトラクターはスピードを上げる。

しかし、なんとか出来ただろう。たぶん。暗くてわかんないし。

明日(今日)は、はるみずきの播種だ!