小麦畑 そして異変

凍てつく塚原の冬を乗り越え、小麦は育っています。

今回の小麦畑はじいさんの播種機を使わせてもらって、条間もきれいに揃い、少しプロっぽく見えますね。

アップにするとこんな感じ。三平が思わずパクつくような美味しげな葉っぱ。寒さにめげず、青々と成長しています。三平が突然、鼻をクンクンさせ、動きが激しくなってきます。見ると畑の中に大きな足跡が!その足跡を追っていくと・・・・・・。何カ所にも渡って、大穴が開いています。

すさまじい堀かた。人力で出来る技ではありません。こんな穴が何カ所にも。そして、鉄柵の下をくぐって入り込んだ跡!猪だ!!!!

塚原では、今年猪の被害が広がっているようです。麦やキャベツなどには興味がないようで、無害。しかし花の球根や芋類には気をつけねば。昨年の芋は若い葉を、ことごとく鹿に食べられました。それで全滅。しかし次回の芋は、猪にも気をつけないと。まさに獣害とのたたかいです。

あざーす もらいもん

ちょっと若いもん言葉を使ってみました。別府の大仏温泉さんが開業2周年と言うことで。私がお祝いにパンを持っていきました。オーナーの山村さんは高校時代の同級生。お祝いに持って行ったパンに対し、さらにお祝い返しを。大仏温泉の61度の熱源で2時間茹でた温泉卵をいただいました。

これが大仏温泉の温泉卵。凝縮された温泉成分を含め山村さんの気持ちがこもった美味しい卵!あざーっす!!

さらにもらいもんで言えば、原っぱカフェのカレー。先日原っぱカフェで買ったカレーの記事を書きましたが、それを入れてたタッパを返しに行くと、またまた別のカレーをくれましたよ!!!

ありがたいことです。今回のカレーは、あっさりとしていて、とても食べやすくうまい!もらいもんでありがたい思いを共有。

トイレの闘い

昨日はたくさんのお客さまに感謝いたします。塚原に春がやってきた感じです。

話しは変わりますが、オニパン畑の地主園田さんの好意で、空き家を社員寮として使わせていただくことになりました。その社員寮のリフォームのために業者さんが頑張ってくれています。寒~い塚原の気候に対応できるリフォームとして、建具や床の改修を上田家具製作所に依頼しました。丁寧な仕事では定評のある社長ですが、発想力や独創性も持ち味。私も手前味噌ながら、発明力はあると自負してますが、まったく不器用で雑さも併せ持つ。その点社長は丁寧につきる(褒めすぎか)。

家を初見し、作業を構想した社長。建具類を二重にしたりして寒さ対策。これはお手の物。上品な社長はトイレが気になったようだ。簡易水洗でくみ取り式。トイレに換気扇をつけようと考える。持参した工具で壁に穴あけの作業をスタート。

私が様子を見に行くと、社長は「工具の刃がやられた~」と若干落ち込んでいる。刃が立たない状態。この作業は専門外。それなりの道具が必要なのだろう。はじめての壁の穴開けのようだ。どうしたものか・・・コンクリート用のドリルを私の家から持ってきたが、太すぎて無理のようだ。待てよ、こういうときには・・・トミさんに頼もう!と電話。早速やってきたトミさん。

立たない刃のドリルで、再度挑戦。そして見事モルタルの手前まで貫通!連戦錬磨のトミさん。あらゆる状況での判断と解決力には毎度脱帽です。経験からくる知恵なんですね。

かっこよく去って行くトミさんを後にして、社長の闘いは続きます。固~いモルタルを相手にグラインダーで穴開け作業。見てると石をノミで削るような彫刻みたいに・・・。持ってきたグラインダーの刃がすり減り小っちゃく。さらに付け替えた刃で削り続ける社長。

上品だけど粘り強いな~。芸術家の執念をみるような。日が暮れかかった頃にようやく完成。そして塩ビ管を取り付ける。

見ていて私もいろいろと勉強になりました。専門業者であればコツも道具もあるからもっとスムーズにできるのでしょうが、社長はなんせ初心者。しかし、見事やりきりました。このトイレを使う従業員さんへの思いを想像できる社長の心が、この闘いへの原動力なんですね。ありがとうございます。

心あったか! 久々あったか祭り!!

今日はあったか祭りの日。久しぶりのあったか祭り。別府中央公民館にて開催されました。コロナ禍で3年間開かれず、本当に久しぶりの感ありです。今まで3回参加しました。今回で4回目。開催されるたびに感じるのが、公民館の方たちのあたたかさ。今回はさらに感じ入る、もう感動レベルでした。一昨日、公民館に挨拶に行ったときも、すでにポスターを準備(うちが作ったのではなく、公民館が勝手にオニパンのために作ってくれている)されていました。今日公民館に着くと、スタッフの方たちが、至れり尽くせりの対応でした。

10時開催なのですが、こんなポスターを前もって会館に貼ってくれているのです。販売場所は事務所横の一番人通りがあるところ。オニパンだけが会館内。他のお店は外で販売活動。

立派なキッチンカーが5台くらい入っていました。

オニパンにはどうしてこんなに厚遇していただけるのか。公民館スタッフの方々はオニパン別府店へたびたび来ていただけるオニパンファンの人たちだからかな。販売をはじめると公民館の方々が「塚原から来たオニパンですよ~」「体にいいおいしいぱんですよ~!」と、宣伝をしてくれ、知り合いを捕まえては、売ってくれるのだ。何なんですか、公民館って、と言う気になる。

どんどん売れていく。ローローの相方、若林さんも元気よく販売活動。私が作ったプライスカードのフォントがはっきりせず、9が8に見える。それを見ていた公民館の方が、パソコンでプライスカードを作り始める。

こんな風にいくつものプライスカードを作ってくれました。

お昼ご飯はママが気を利かせて、賄いを持たせてくれなかった。それは、いろんな出店があるだろうからそれを食べた方がいいだろうと。すると、相方の若林さんが、私の弁当を作ってくれていた!!思えば、毎回弁当を作ってくれている。

うまい!!うますぎる!!!品数の多さと繊細な味付け。家庭料理の絶品、逸品!

「あったか祭り」という命名はほんと感じ入る。人への思いこそ心をあったかにしてくれるんだなあ。暖かさは温度の問題ではなく、優しさ、人への思い。そしてそれに応えるのが、人間性。美味しいパン作りと感謝の気持ちを忘れずにがんばらなくっちゃ!

ママの足腰

年相応と言えばそうなのかもしれない。気がつけばママも今年の誕生日で古希なのだ。人それぞれなのだが、ママの場合、股関節が生まれつきよろしくなかったようだ。女性に多いそうだ。今までバリバリと働き、40代50代と一緒によく山にも行った。ママはタフで、6時間7時間歩いても平気だった。フルマラソンにもエントリーし、5時間で完走した。体力だけは自信があったようだ。しかし現在は結構大変だ。

これがママの家での出で立ち。山でもないのに、ストック。それも常時使うと言うことで、腰に紐付きで。これだと楽なのだそうだ。ママは料理で忙しい。家のお食事だけでなく、スタッフの賄いづくりにも忙しい。料理するシーンといえば。

こんな感じ。立ってできない。こんな状況なので、販売でレジを長時間すると、夜に大変なことになる。毎日夜はリハビリの体操をやっている。大変なのだが、天性の楽天家なのか、本人はそれほど気にしていない。山に行けなくなっても「今までいっぱい行ったから、もういいんよ。」。

少し重たいものでも運べない。だから、うちの家にはキャスターだらけ。椅子も手作りでキャスターを付けた。薪を運ぶ(家の中で)ものや、出来た料理をのせる台車など。

軽度の障害者なのだな。無理が出来なくなった。その分、私の方に全てがかかってくる。ちょっとなにかを運ぶことから犬の散歩、お店のレジ打ち・・・。

私自身、町中で歩く足の不自由な方たちを見る目も変わってきた。妙に親近感を持つようになった。今までと違い(荷物持つのも辛くないかな)(痛くないだろうか)(家での生活も大変やろうなあ)(家まで帰るのに時間もかかるやろうなあ)

当事者意識というか本当に違ってくるものなのだ。本人が経験したこととしてないこと、大きな違いなのだなあ。

ここから私の今日のこと。

休みの日の運動の意識も変わりつつある。今までは自分の仕事の関係から、運動していないと足腰が痛くなり夜中に足がツルなどして辛いので運動せねばと言う感覚だった。しかし、近頃は少し違う。

冷えた鋭い大気の中を歩く。時間がないので、負荷をかけながらエコーラインを歩く。

由布岳東登山口まで黙々と35分。結構な登りなので体も汗ばむ。自分の足腰はまだしっかりしている。これだけの負荷にもどうってことはない。ありがたい。この体をなんとか維持していきたい。それは、家にとって欠かせない大切な要素。自分がだめになったら家はどうなるのだろうと考えるようになった。お店のこともあるが、それよりママとの家のこと。生活のこと。

仕事が優先され、これからも同じようにパンが生産されることが当たり前のように思い込んでいる日々。しかし本当にそうなのだろうか。持続可能を旗頭に、今まで働き方改革を口にしてきたけれど、今の状況はかなりきついものがあるように感じる。だから、もっと真剣に仕事の仕方を考えねばなあ。

舗装道路を歩くウォーキングから少し登山道に入ってみた。静かな木々の間を柔らかな陽光が差し込んでいる。心がやさしくさすられるようで、以前ママと歩いた道が懐かしく温かく迎えてくれる。やはり山はいいなあ。