オニパンに新スタッフ!頑張っています!!№131

早く紹介したいとうずうずしていました。現在オニパンは新スタッフ2名を迎え、文字通り生まれ変わりました!いえいえ決して大袈裟ではないのです。平均年齢が20歳ぐらい下がった感じ。
なにせこの二人の年をたしても、私より10歳少ないのだから。

清家由里さんと山本卓哉くん、ともに年齢25歳。
二人とも試用期間を終えて、正社員となりました。もう紹介しても大丈夫ということで、ホームページ上に公開。

清家さんは4月より働いてくれてます。以前ケーキ屋さんで働いていたというだけあって、動きは敏速、何事も丁寧にやりあげます。なんでこんなに、自然に身に付けられるのかというほどに、製造技術を習得していきます。現在4か月弱のキャリア。
彼女は容姿からはうかがい知れない、何か気迫めいたものを持っているようです。前向きで弱音を吐きません。一見かわいらしい女の子、でも25キロの粉袋を軽々と運びます。
オニパンの厨房は狭いので、スペース利用のため、頭上にいろいろなものを配置しています。あるいは3段オーブンの一番上は、低い身長では、パンの取り出しが難しくなります。
清家さんはバレリーナのように爪先立ちで片足を上げながら、器用にパンを取り出します。
せわしなく次々となり続ける、窯やドーコンのタイマーを確かめながら、まるで千手観音のような手の動きで、パンを焼き、窯に入れ・・・。
それを見ていて、私はある言葉を思いつきました。
あ、彼女はまさに「窯ガール」だ!
私の修業していたあこ庵では、窯の担当者は一番上の位でした。
窯はとても難しい仕事です。パンの発酵の見極め・釜入れのタイミング、焼成の色具合等々の判断。
仕事を初めて4カ月で、まがりなりにも、その仕事をしている清家さんの力というか,そんな力を付けている努力に敬意を表したい気分です。

別府店開設にともなって、従業員はもう一名必要になってきます。今までオニパンを支えてくれていたひろちゃんが、一身上の都合で5月初旬に退職。オニパンは危機に陥ります。
清家さんがまだまだ仕事に慣れていないなか、それでも、別府店へ販売に行ってくれるおかげで何とか塚原と別府の両店を維持していきました。
厳しい状況のもと、オニパンに就職してくれたのが、山本君でした。山本君はオニパンに就職する前より、別府店や塚原本店へ顔を出してくれました。
年齢25歳の若者男子。「マスター、一緒においしいパンをつくっていきましょう!」と初対面で言う、何か自信にあふれたところが印象的でした。
彼は、職人肌の、テキパキと動く身のこなしが信条の、今時珍しい、とんがった雰囲気の男子です。いえ、決して偉そうな威張った雰囲気なのではなくて、自分の目標をしっかり持ったみたいな意味でです。
とにかく、5,6月を乗り越え、7月も終えようとしている今、オニパンはやっと先が見えるようになってきました。

現在、別府店は清家さんと山本君が交代で行ってくれています。塚原の本店でもそうですが、ほぼすべてのことを切り盛りできるぐらいの力をつけてきた両名です。
販売などは、私より、人当たりがよく、若い新鮮な感覚での接客にお客様も喜んでいることでしょう。

朝、黙々と働く両名と一緒にパンをつくりながら、ちょっと新しい、引き締まる気持ちで、製造に向かう今日この頃。
きっとおいしいパンができるに違いありません。