憧れ

人って自分の中に「これは」っていうものを持っていたいものだと思う。「これは、すごい!」「これは、うまい!」「これこそ本物!」みたいに。それが自分の存在証明みたいな要素として、自分を安心させる。宗教もそうだろうし。何かを信じることで、落ち着き、安心する。

音楽のジャンルでも、そういうものを持っていたいと思う。はまり込んで、その歌手を追っかけまわる人もいる。ジャズ、ロック、クラシックなどではマニアックな入れ込み方をしている人も多々。

すべてが中途半端な私は、音楽の分野でも、あれもいいこれもいいで過ごしてきた。子どものころからたどっていくと、好きだった歌手はまず加山雄三に始まる。かなりレコードを買ったなあ。次にはまるのは、ザ・タイガース!ファンクラブに入ったっけ。そして高校時代はロック。ドアーズには入れ込んだ。大学時代はフォークに労働歌・うたごえ。就職してからは、クラシック。コンサートにも結構足を運んだ。30のころから、和太鼓民謡。和太鼓はセミプロとして公演も年間20~30ほど10年続けた。そして、ジャズとブルース。ブルースは一時期ブルースハープを習っていた。きっと、自分の親父がドラマーだったことから、潜在意識のなかで音楽を追いかけてきたのかもしれない。

パン屋になってから、人間がシンプルになってしまった。忙しさから、なかなか音楽に没頭できなくなった。心地よく聞ける音楽がいい。深くもなく。たいがい聴くのは、カンツォーネ。そして松田聖子はここ10年よ~く聴いたなあ。ほとんどCDを持っている。しかし、もういい。

さて、今は・・・・。あいみょんも、もういい。一時期ちょっと気になったが、やはり、私には向いてない。そして見つけた。出会った。あいみょんつながりで。あいみょんが好きで影響を受けたという人。その人は…浜田省吾さん!!

浜田省吾!今、毎日聴いている!今、この人なしでは生きられない。彼の感性が私にピッタリ!! そして似たような時代を生きてきた。一つ年上。しかしバッリバッリの現役!

歌がいい!かっこもいい!特にライブシーンが素敵だ。歌詞がいい!メロディーがすごくいい!

ほとんど憧れ!知らない方は知ってほしいと思っている。浜省のライブコンサートに絶対行ってやる。


ついでにこんな画像も見つけてしまいました。浜省の楽曲のPVに出演している石田ゆり子さんです。私、石田ゆり子も応援しています。

発芽 

オニパン畑のパン小麦たち、発芽です。

大分県の新品種「ハルミズキ」。データーでは、カナダの1CW(優れた特等粉)に近いパン専用粉の品質。

11月11日に播種。そして九日で数センチまで育つ。早い!今回は丁寧に土づくりをしているので、今後が楽しみだ!

見よ!私一人で、「種まきごんべえ」を使って(運動場のライン引きみたいな形で種を撒く道具)、撒いたのだ!

何とか形になっているぞ。

ということで、今日は連休中日の日曜日。天気がもてば、たくさんのお客様を期待しています。いっぱいパンを焼いてお待ちしております。

成功!干し柿

やっと成功!干し柿がうまくできました。毎年、カビが生えてうまくいかなかったのですが、今年は雨にあたることもなくて。大型扇風機を用意しましたが、必要なかったようです。干している間、一日も雨が降らなかった。そして結構寒い夜もありましたし。

あまり干しすぎても硬くなるようですし、適度なところで切り上げるのが良いのでしょう。とりあえず、毎日、モミモミをしました。全部で46個。一日に2個ずつ食べています。おいしい!

さて、3連休です。コロナは怖いですが、密を避けながら、頑張ります。

歴史的紅葉・・・か?!

ほぼ休みなしの日々を送っていて、休日も外に出ていくこともなく。世の中紅葉シーズンなどと、GO TOで旅に出る人たちも多い中、意識もそちらには全く向いていなかった。

しかし、昨日、たまたま知人の葬儀で大分市に昼ひなか、出掛けることに。そして帰り、城島方面から由布院方面へ車を走らせていた。何気なく見えてくる木々や山々がなんときれいなことか。行きもエコーラインを通った時、すご!と思ったが、何せ遅刻しそうだったので深く浸るほどの余裕もなかったし。

思わず車を止めて一枚。これは猪瀬戸湿原のあたり。紅葉って赤や黄色だけでなく、枯れた葉の白い色など濃淡含め全体で楽しめるんだと初めて気が付く。ススキの白い穂が葉の上に飛び出している姿も面白いなあ。

この写真の右側は写ってないけれど、ススキの穂がずらりと並び面白いんだけれど。背も高い。

さらに先に進む。由布岳正面登山口。光のさし方で色がみるみる変わっていく。枯れた木の大きな茶色の葉やもやがかかったような白い木々の枝葉、絨毯のような下草の黄緑や黄色。雄々しい由布の頂や青い空。

由布岳のすそ野。

さらに下って朝霧の茶店の展望から見える山々。写真よりずっときれかったなあ。

観光客は立ち止まり手に手にカメラを持っていた。由布院へのアプローチ。この景観にきっと感動している。たびたび通っている私でさえ感動しているのだからね。こりゃ、阿蘇なみだわ。

オニパン別府店のお向かいさん

別府店が南高架に移転して丸2年が過ぎました。以前の北高架商店街の時もそうでしたが、各店舗の方々、本当にいい人たちで。南高架駅市場には、私マスターは3週に一度行っています。駅市場のお客様との触れ合いやパンの販売状況、雰囲気など私も知っておかねばと。

別府駅市場は、線路下(高架)商店街としては、日本で一番古いとか言われています。できて50年以上経っているとのこと。実はその誕生のありさまを実際目で見ている生き証人が私。あれは確か小学校高学年から中学校1年くらいだったか。線路の下の柱の間に何やら仕切りがついて、だんだん囲いとなりお店ができたのには驚いた。流川通りの南側が先にできて、続いて北側。北側では流川に面した「ヒラオペット」が一番にできた記憶がある。いまだに続いているからヒラオペットはすごいなあ。

そんな懐かしい特別な場所で、まさかまさか、オニパンがお店を開くとは思ってもみなかった。そして3週に一度の勤務でいつも仲良くお話をさせていただいているのが今日の主役。

洗濯工房さん。そのお店を守って働いている方。名前は…よしときましょう。とてもやさしくて、お話も好きなみっちゃん。実は以前名前をうかがっていながら、先日「まだ名前を聞いてなかったなあ」なんて言ってしまって・・・私の記憶力や関心力の低さに、とても失礼なことをしたと恥じているところですが。

みっちゃんは庄内の出身だそうです。そういえば、庄内には「佐藤」という名字が多いこと。その一族なのでしょう。あっ、つい名前を書いてしまいました。まあたくさんあるのでいいか。特定しようにも、庄内の佐藤さんって言えば2~300人はいるでしょうから。

洗濯工房さんはクリーニングの預かりをしている店で、服を渡せばそれで用は終了。のはずなのに、お客さんがず~といらっしゃる。お店には椅子も置いてあって、そこに腰かけて話している方もいる。長い。とにかく長い。そして時々オニパンにコーヒーの注文にやってくる人もいる。そして、また話す。「クリーニングカフェ」と店名を変えたほうが良いのでは思うくらい。

午前2時間、午後また2時間くらいお話しした男性もいたそうだ。その中身は人生相談的な。すごいなあ。まるでカウンセラーのようだ。そういうとみっちゃんは「そうよ、心の洗濯をしているのよ。」と軽く返してきた。

若くて素敵な女子。お店の看板娘。なんだなあ。