老人と家

ブログ(info)のネタに困るときもある。忙しい場合、ハショルこともある。今日は何かこうと・・・。問題は写真。写真がないと書きにくい。あんまりプライベートなことは…と思うが、結構書きまくっている。今日もそれでいくか。

『老人と海』というタイトルの小説があった。有名だな。老人と海は切っても切り離せない関係。それは生活、人生そのもの。

だとしたら、私の父は『老人と家』というタイトルになるか。92歳、一人暮らし。最近調子が悪くなりつつあるが、一人暮らしの家は、考えられないほどきれいだ。趣味は手芸とかそんな感じのもの。手先を使うことが好きなので、あまりぼけずに、暮らすことができるのか。整理整頓、きれい好きは、私も見習わなければね。

つい先日、立ち寄った時の写真。玄関から続く廊下などの壁は、自作の飾り物がいっぱいだ。まるで画廊、ギャラリー。

家そのものが、父の暮らしって感じか。

性能実証 ホイロくん

果たして実用できるのか?使い勝手は? 

パン屋にとって手際よさ、使い勝手などが大切な要素。果たしてそこんとこは?

昨日届いた電気コンロ300ワットで1時間。するとホイロ室内は32度に上昇。外気温は4度。

パン生地を入れる段階で大きなフライパンに半分ほど水を入れ3分ほど沸かすと70度ほどのお湯に。それをコンロの上に乗せる。

しばらくするとホイロ内は湿度が上がり、窓は曇った状態に。入れた生地はドーコンと同様に1時間半の2次発酵のタイムを取る。そして、オーブンで焼成した。

おお!出来栄えは、ドーコンと全く変わらず!手間はフライパンに水を入れ3分沸かしただけ。生地のホイロ終了まで全く何も手を出さず。300ワットコンロはお湯を沸騰させず、ゆらゆら湯気を立てるだけで、数時間はお湯も持つだろう。

昨日まで使用していたサーキュレーターは必要ないと判断し取り出した。だからコンセントにつなぐプラグはコンロのみ。電気代は1時間でほぼ10円。やし~!うれぴ~!

さらに付け加えておくと、32度に上がって15分ほどコンロの電源を切った。そして室内の温度を見ると、ほぼ変わっていなかった!上田家具製作所の気密性・保温技術の高さは大したものだ。

自作ホイロくん」、実証実験でその高い実用性が裏付けられた!これってどれくらい値打ちものなのかなって…すごいんじゃないですか。

光のあかのマルシェ

蓑原工務店さんとの付き合いも8年ほどになるのか。別府店や塚原本店の改修や増築などいろいろとお世話になった。始まりは、お客様として現れた。インテリの大工と嫁さん。嫁さんもなかなかの人で、私がとれなかった森林インストラクターの資格を持っている。明るく気さくな大工の蓑原さんの建築へのこだわりと腕前は大したものだが、にこにこ優しい奥さんのすごさを知ったのは、イベントや日常的に取り組んでいるママさんサークルでの活動から。持続・継続の力とその広がりは、ほんとうに脱帽ものだ。

さて、このコロナ禍でのイベント開催は相当気をもみ躊躇したと思うが、踏み切って昨日開催。先ほど、メールでの活動報告が届いた。わがオニパンも、出品。

こんな商品をセットにして袋へ。40セットも。2000円とか1000円とかにすると手渡すだけなので売りやすい。

こんな感じで車へ積み込んだ。これはNバン。オニパンの新戦力になる車、初登場だ。

商品を持ち込んだだけ。あとはスタッフの方が売っていただいた。ありがたい。

先ほどのメールで、大好評で完売とのこと。さらに感謝です。

ホイロ実動!

昨日は朝から目まぐるしく動き回っていた。長年の夢が実現(ちょい大げさかな)できるかどうか、全集中で脳が活性化。初日の失敗を何とか立て直せないかと必死だった。

要するに、新作ホイロの湿度をどう確保するのかという問題で。

上田家具製作所の社長も同じことを考えていたのか、朝早くから、オニパンへ。ホイロの扉の気密性を補修しようとわざわざ来てくれた。ほんとありがたい。いつも相手の思いをくんだ行動にうるっとくる。

ホイロのメンテを終えて、新たな方法でホイロ運転を試す。それは・・・

こたつヒーターと加湿器を取りやめ電気コンロとお湯を張った鍋で温度と湿度を確保する作戦。

するとどうだ、試験成功!上田社長に結果を見ていただき、引き取ってもらった。

そして今日の結果を今から報告したい。(上田さん見てね)

大事な食パンでいきなり試すことにした。スタッフの川野さんは、ちょっと心配げで怪訝そうな顔つきに。無視。

湿度、温度大丈夫。

この器具はちょっといい加減な数値を表示する。温度は別の温度計で32度だった。湿度はめいっぱいなので、その後鍋を出す。中に入れた食パンは、既定の時間でしっかり膨張!

どうですか、表面もしっとり。現在使っているドーコンと全く引けを取らない仕上がり。

そして、焼成しました。

いいですねえ!問題なし!!お見事!!!

この自作ホイロの一番下の扉はとても使い勝手が良いですね。電気コンロのスイッチ操作や鍋の出し入れなど広くてやりやすい。室内の温度や湿度にも影響が少ない。ばっちりですよ!!

いつもはドーコンで足りますが、製造量の多い時には、これで一安心です。大事に使わせていただきます。

ともだち

三平君には友だちはいない。生きていくためだけに、自分を守り、本能を強め、争いながら暮らしてきた。オニパンにやってきて、まず出会った同族の犬、こうちゃんに喧嘩を吹っ掛けた。こうちゃんの大の仲良しだった鶏のともちゃん、マリちゃんをかみ殺した。そして、先輩の猫、ルー君レイ君を見つけると激しく吠えたてた。

三平は荒れた暮らしから、徐々に身を立て直した。毎朝夜明け方、悲しい震えるような鳴き声(夢でもみているのか)もしなくなった。朝日を浴びて、座っている後ろ姿に凛としたものを感じるようになった。

前向きに生きる姿は実にいい。猫たちも心を許すようになってきた。臆病なルーと最近偉そうなレイの喧嘩。三平は心配して、喧嘩をやめるようにとでも言ってるのか、吠える。二人の喧嘩がやんで、少しほっとしたようなルー君はそのあと窓越しに三平に向って鳴き声をだす。「ありがとう」と言ってるんだね。

黙ってみている三平。尻尾は絶えず揺れていた。