甘夏のデニッシュ、販売開始

甘夏を求めて青葉台近くのミカン農家を訪ねた。3軒行ったがどこもやっていないという。甘夏はブームではない。だから、近頃は木を潰す農家さんも多いらしい。ミカンは改良を重ね、甘くて食べやすい品種がたくさん出てきた。そんな中で、甘夏にこだわっている農家はほぼいないそうだ。佐賀関はこだわっているけど。しかし、昨年色々と問題があり、佐賀関にまで仕入れに行くことはやめた。

甘夏の育て方として二通りあるという。一つは年末のころ収穫し、一定の温度で寝かせるという方法。実はそれほど大きくなく、表皮はきれい。汁も多い。

今ひとつは、木につけたまま、冬を越させる。きっと気候が温暖な地域でのやり方か。実は大きくなる。そしてゴツゴツした表皮。管理が悪いとカスカスな実となる。昨年、仕入れた最終の甘夏はすべてカスカスで使えなかった。

まわってダメだったミカン農家の一軒が、実は甘夏を作っていた。どうも商売人に売りたくなかったようだ。以前嫌な思いをしたらしく、一般人のみの販売に限定したようだ。しかし、わたしの執拗なお願いを聞き入れ、販売してくれることになった。ありがとうございます。今年も甘夏のデニッシュ出来ます。