嵐の夜に

昨夜の嵐はすごかった。2重窓ガラスを通しても聞こえる風の音の激しさ。塚原は風の里とも言われる。そんな嵐の夜は、犬小屋の中で寝ている三平にとっても怖い夜だろう。オニパンにやってきた当初は、母屋から離れた柿の木のもとに犬小屋があった。毎夜、朝方に悲しい鳴き声を発するために、母屋のデッキに犬小屋を設置し、暮らし始めた。それからというもの、夜鳴き・朝鳴きはやんだ。オニパンにやってくるまでに味わった辛い経験がトラウマになっているのだと想像する。

犬小屋のあるデッキまで容赦なく雨風が入り込んで来た昨夜。夜中の1時頃心配でデッキに行くと、雨の中、外に出ている三平。ぬれながら悲しい鳴き声を出しているのだ。私の方に頭をすり寄せ、黙っている。かわいそうだがどうしようもない。「大丈夫やで、はよ寝えや。」とハウスに入れる。夜鳴きはやめたが、また外に出ていたようだ。朝の4時前に仕事に行ったついでに見ると外に出ていた。

疲れた今朝の三平くん。7歳になっても幼い頃のことは忘れられないのかなあ。

ドライトマトパン おいしいです!

こんな表題を書かざるをえないのは、売れ行きが芳しくないからです。ドライトマトの印象は私自身にとってもあまり良いものではありませんでした。知人が「これ有機のドライトマト。おいしいから食べてみて。」と、持ってきたものを食べたことがあります。固く薄っぺらいそのトマトは、酸っぱくて固く、いくら有機だからと言ってもおいしくは感じられませんでした。

しかし、ドライトマトのファンはいるもので、OBSでの移動販売で「私ドライトマト大好きなの。そんなパンを作ってほしいわ。」と注文する方がいました。私は、そこまで言うのは、それなりの根拠があるのだろうなあと思い、ドライトマトをいくつかネットで注文してみました。すると、私の舌に合うものがあります。「これで作ればおいしいものが出来るかも」と、試作に取り組みました。

ただ、パン生地にドライトマトを入れるだけでは今ひとつなので、ドライトマトと合うクリームチーズを入れることにしました。さらに、パン生地もシットリ柔らかくなる湯種生地を採用。しかし、クラストは固めにしっかりと長めに焼くことにしました。こうして完成したドライトマトパン、我ながらおいしいと自負しています。

しかしです。それがあまり売れない。悲しくなります。こんなにおいしいのに。それで、今回のInfoで宣伝しようということに。

ドライトマトパンはこうして作られる・・・

伸ばした湯種生地にドライトマトとクリームチーズを載せます。

クルクルと巻いていきます。

巻いた生地をハート型に成形します。これが「胸キュン・ドライトマト」となります。

そして、表層を強め長めに焼成します。

完成です。生地がもちっと柔らかく、甘酸っぱさのドライトマトとクリームチーズがおいしくマッチング。

食べた方は、皆さん「おいしかったあ~」と、絶賛。本当です。だから、ぜひどうぞ!

車庫

2回続いたサンシェードのお話。休日の日曜大工。もう一つ報告すべき事柄があります。聞く側からすれば「特に聞きたいことでもない」と言われそうですが。そうですよね、パンとは関係ないことなのですから。まあそう言わずに、付き合ってください。

前々から気になっていた移動販売車の車庫問題。大事な大事なオニパン号。長く使っていくために、車庫がほしいなあと思っていました。オニパン号は背が高い。Nバンの背の高いタイプ。さらにその上にスピーカーを設置している。車庫を自力で作るのにも、屋根の高い車庫は私の力量では無理だなと悩んでいたわけです。

軽トラの車庫を単管で作った実績を持っている私。このくらいは誰でも出来ると思う。どうしたものか・・・軽トラ背背の高さくらいならできるのになあ。待てよ!ひらめくものがあった!今ある車庫(クロスビーが入っている)にオニパン号を入れて、クロスビー用の車庫を作ればいいのだ!

と言うわけで、休みの日に日曜大工。単管7本、接続用金具、3㍍45ミリ垂木10本、セメント、ブロック、波板7枚を使って2日で完成。

一年ほどの懸案が解決!ほっとしました。オニパン号も嬉しそうです。

サンシェード実践編(昨日に続き)

ワクワクが止まらない移動販売。体的には疲れやパン売れるかなあみたいな負の側面はあるものの、単純な私だから、何か一工夫し、その結果見たさで、楽しい移動販売に。パン屋の製造や販売全てに渡って、「一工夫・結果見たさ」の精神があれば日々退屈することはないんだな。

さて、この日よけ(サンシェードというのかな)どれほどのものだろう。TOSでは、屋根の下で販売。サンシェード必要なし。次の九州環境管理は、社長さんが待ち構えていて、手でガレージへ入れって合図してくれる。おかげで、ここでも活用無し。さて最後の浜町ルーツへアーは、青空駐車場だ。うわ~アチチアチ!状態。

こんなんです。コンクリに砂利。リアドアで日陰があるものの、真ん中はガラスを通して日差しが見える。そこで、特製サンシェード設置!

すげ~!!影の広がり。ちょっと待って涼しいんでねえか、みたいな感じがしてくる。こんな暑いところで日陰があると不思議なもんで涼しく感じるねえ。パンたちも心地よさそう。特に・・・・

いつも外で販売されるサンドさんたち。とっても嬉しそうですね。

見た目はいまいちかもしれないけれど、手軽さと実用性ではすごい完成度ですね。次は雨天販売。早う雨降ってくれんかいなあ。

暑~い夏、そして雨に対応!移動販売車の必携アイテム発明!?

先週のOBSでの移動販売には驚かされた。暑いなあ~!ジリジリと日差しが照りつける。まるで夏のような。失敗してはなるまいと集中して販売。わずかの時間だったと思うが、日差しを受けたコインが熱を帯び、「アチチアチ!」状態。つい近頃まで春気分だったのに、大分市特にOBSなどのコンクリートの塊みたいな駐車場での販売は真夏の体。販売も辛いが。パンにも良くない。そして6月。梅雨が近い。雨も大変になる。どうしよう、移動販売はには大変な時期がやってくるよなあ。

昨年は、大変さもやる気でカバーしていた。むしろ大変な中頑張っているのだと自分を鼓舞しヒロイズム的な感傷に浸っているようなところもあった。しかし、慣れてくるとそんな気分ではなくなる。できる限り負担なく効率よくやっていかなければと思うように。今までのようなパラソルを二つ開いてやるのもどんなものか。見た目は華やかだが、上手に日陰は作れないし、雨での対応もそれほど良くない。

今までやってきた方法。一番初めに考えたのはこれ。一見良さそうだが、雨が降っているときにこれをやるとどうなるか。想像するだけで結果が見えてくるし、この道具を車に積み込むのもスペースが必要以上になる。

見た目は面白いが、本人も販売も辛いものがある。

そしてこの休みに、考え考え新アイテム発明!今日も暑くなりそうだから、早速活用だ!

部品紹介。波板2枚に安~いシートを貼り付けたもの。

これは、発泡スチロールをナイフで切り、銀のテープで巻いたもの。あとポールが一本。それでどうやるかというと・・・

上に上がったリアドアを引き下げるための布製の手提げにポールを通して車体の方へ端を置く。これで真ん中の部分が落ちてこなくなる。そして、発泡スチロールの台形枠を一方のリアドア支えのポールの間にはめ込むと波板が固定。

そして、以前からあったサンバイザー(窓の日差し除け)をオプションで着ける。

これは使えるなあ~。と思っている。早速TOSで使おう。特許は無理か。