ドライトマトパン おいしいです!

こんな表題を書かざるをえないのは、売れ行きが芳しくないからです。ドライトマトの印象は私自身にとってもあまり良いものではありませんでした。知人が「これ有機のドライトマト。おいしいから食べてみて。」と、持ってきたものを食べたことがあります。固く薄っぺらいそのトマトは、酸っぱくて固く、いくら有機だからと言ってもおいしくは感じられませんでした。

しかし、ドライトマトのファンはいるもので、OBSでの移動販売で「私ドライトマト大好きなの。そんなパンを作ってほしいわ。」と注文する方がいました。私は、そこまで言うのは、それなりの根拠があるのだろうなあと思い、ドライトマトをいくつかネットで注文してみました。すると、私の舌に合うものがあります。「これで作ればおいしいものが出来るかも」と、試作に取り組みました。

ただ、パン生地にドライトマトを入れるだけでは今ひとつなので、ドライトマトと合うクリームチーズを入れることにしました。さらに、パン生地もシットリ柔らかくなる湯種生地を採用。しかし、クラストは固めにしっかりと長めに焼くことにしました。こうして完成したドライトマトパン、我ながらおいしいと自負しています。

しかしです。それがあまり売れない。悲しくなります。こんなにおいしいのに。それで、今回のInfoで宣伝しようということに。

ドライトマトパンはこうして作られる・・・

伸ばした湯種生地にドライトマトとクリームチーズを載せます。

クルクルと巻いていきます。

巻いた生地をハート型に成形します。これが「胸キュン・ドライトマト」となります。

そして、表層を強め長めに焼成します。

完成です。生地がもちっと柔らかく、甘酸っぱさのドライトマトとクリームチーズがおいしくマッチング。

食べた方は、皆さん「おいしかったあ~」と、絶賛。本当です。だから、ぜひどうぞ!