奪い合い

本日の朝、ママとの朝食での出来事。ご飯を食べたあと、薪ストーブから出した芋の件。

みなさんだったらこの二つのお芋どうしますか。私は何気なく右のお芋を取ろうとした。するとママは「それ私の!」と声を上げ、取り返した。それで少しへこんで傷ついている。左の芋はどう見ても中身が少ない。しかしどちらも貧相なチビ芋。

こういう場面では本能が出る。食に対する本能。このチビ芋を巡る件でよくわかった。

この「奪い合い」ら私はいいアイデアを連想した。最近意識している「コモン」という発想。共有すると言うこと。

昨日、サイクリストの白黒さんがお休みにもかかわらず、自転車のチューブを持ってオニパンに現れた。私のサイクルトレーニングを気にしてくれて、そろそろチューブが傷んでいるのではと気を遣ってくれてのこと。そこで、カフェスペースの話になった。私たちは年老いてきて、どんどん活動を縮小しようとしている。白黒さんたちが初めてオニパンに来た頃は、まだまだ私たちも勢いがあり、それが当たり前のように、がんばっていた。カフェで多くのお客様たちと交流し、オニパンのつながりが広がっていた。あの頃は元気だった。年を取ると言うことは活動を縮小していくと言うことか。

いや、待てよ。それじゃあ、発展性がないよな。

ここから話しが長くなりそう。コモンに関わって、続きはまた後ほど。

学習

どういう風の吹き回しか、私の生活に変化が。パン屋になってから、実践実践の日々だった。観察、発見、思考、試作、結果、などの繰り返しで実践主義・経験主義の世界。あまり学習に重点を置いた生活ではなかった。

しかし何故か最近、学習に力点を置いている。そうすると、以前読んだ本の内容とか、かなりわかりやすくなっていることに気づく。なるほどなあ~と実感として理解できるのだ。いろんな経験やその中での疑問とかも「こういうことだったのか」と、遅ればせながら、わかってきた。

最近購入し読んでいる文献。3冊は読み終わった。目からうろこ、衝撃的な本もあった。

とにかく、学習は大事だよね。今更だけれど。お恥ずかしい。

さて、体の方は・・・

2週ぶりに自転車。別府霊園へ。

火曜日は天気もなんとか持った。毎朝体重計に乗っている。最高体重から2キロ減量。まだまだだ。お酒は禁酒が5日になった。これはちょっと画期的。「週に二日禁酒日をもうけて」という目標立てよりも、「何キロになるまで、禁酒」という今回のやり方の方が頑張れる。目標は具体的な方がはっきりして行動しやすいな。多分この調子だと、禁酒が3週間くらいになりそうだ。体重の変化だけでなく、体調や頭の調子も良くなっている。

おにタペストリー 続編

昨日の「おにタペストリー」の件、反響続いてます。

熊本県から来たお客さまと別府から来た女性のお客様の目にとまりました。

「これすごい~!」「じょうずやな~」

女性が声を上げるのを聞いて、カフェをしていた男性もタペストリーの下へ。

「これはすごいね。私にはわからんけど、きっと女房だったら誰の作品かわかるかもしれんな」

私もスタッフが作ったとは言い出しにくい雰囲気に。「確かに、奥さんだったらこの作品の作者知ってるかも知れませんね。」と言っておきました。

その後、二人は写真をパシャ!

オニパンギャラリー盛り上がってます。

追伸。真ん中にウサギが二匹いるのがわからなくて。なぜ??と思っていました。若林さんから聞いていたのに・・・。見ていると、ウサギの耳の辺りが温泉マークに見えてきて・・・「なんだ、これべっぴょんか。」別府温泉とオニ。地獄の関係も連想されてきて。別府温泉祭りに出品しては?などと思いました。

おにタペストリー

ちょっとアップの日程を間違えてしまいました。昨日は節分!「オニはーうち、福もーうち」って声を上げるの忘れてました。夕方くらいに気づくお粗末さ。当然巻き寿司も準備なく。

けれど、オニパンカフェの店内には、しっかりと飾られていたものがあります。

すごいでしょう!立派ですよね。別府店の若林さんの新作!2月3日に向けて制作した渾身の力作。        私は節分を忘れていましたが、お客様はしっかり(節分だよな~)とみなさん思ってたはず。一人一人の鬼さんたちの色、表情が個性的で面白い。そしていつもピアノの上に飾っている中学校の同級生にいただいた陶器の鬼さんも埃を取ってきれいにしました。鬼軍団登場!まさにオニパンの日!

この写真を見ていて気がつきましたが、陶器の鬼さんの右側に「オニパン」の飾り(これもお客様がくれた)そのバックはママのお花たち。とてもゴージャスな空間になってるよね。

来年からは、2月3日は「オニパンデー」として、お祭りをしようかな。

「芋スィート」ファイナルversion

試行錯誤を繰り返している「芋スィート」。安納芋の美味しさに助けられて、姿形なぞどうでもいい・・・なんて思っちゃいけない。見た目も大事。成形の難しさ。センスのない私が一生懸命考えてたどりついたファイナルは・・・・

こんな感じです。クープを入れるよりはっきりスィートポテトが見えます。これを焼いて・・・

こうなります。ポテトの焼き色がもっとほしいのですが、周りの生地が焦げてしまうので・・・・・・コメリからバーナーを買ってきたらどうかと冗談っぽく清家さんと話してました。もしかしたら、そうするかも。このスィートポテトには、卵黄を塗っています。数量限定の希少品。しかしお値段は抑えてます。

さて、昨日のOBS移動販売では、2週連続で来てくれた新人のお客様がこんなことを言ってくれました。

「たまたまここで買ったパンが今まで食べたどんなパンより美味しくて、ネットで調べてみました。別府にもお店があるんですね。・・・・・」と最高の評価をしてくれて、嬉しいやら恥ずかしいやら。こういうお客様に出会うと、身を引き締め、襟を正して、パン道に精進せねばと思ってしまいます。パンが美味しいってことぐらいで、心が明るく弾んでくれるのですから。私たちの暮らしの幸せは、こんなささやかなところから始まるんでしょうね。