曇り しかしやがて晴れるのでしょう。ありがたい!畑の小麦は大丈夫かなあ。心配です。刈り取りは地主さんの園田さんに毎年お願いしています。自分でできない歯がゆさ。仕方ないのですが。さて、自粛も解除ということで、さっそく動きを感じます。福岡のお客さんが現れ始め、また電話での注文が増えています。宿泊のお客様からの電話もあります。ありがたいことです。

 オニパンや私に似つかわしくない写真が今朝のトップ画面に。この方は「あいみょん」さん。知らないなあ~という人は、顔洗って出直してこい!と言われますよ。この方有名なんですから。という私も、最近知ったわけで。一昨年の紅白にも出ていたそうな。西宮出身。「おお、関西け!」と思わず声が出てしまう。歌手です。もう、それ以上言わなくてもいいって?私は最近知ったので嬉しくてつい教えたくなるのです。

パン修行中の14年前に松田聖子にはまって、ほぼ週に一度は彼女の声を聴いてきた14年間。すごいはまり方。ところが、この数カ月心変わり。松田聖子から斉藤由貴ちゃんへ。由貴ちゃんもほぼ毎日のように聴いてきました。それがあるきっかけで、由貴ちゃんから「あいみょん」さんへ。聖子ちゃん由貴ちゃんは特別感がある。しかしあいみょんさんは普通の感じ。特に美人でもない。由貴ちゃんは若いころぞくっと来る可愛さ。聖子ちゃんも。特に聖子ちゃんは歌が素晴らしい。由貴ちゃんが気に入ったのは、作詞の松本隆の詩。卒業や初恋の2曲はメロディの美しさとともに思春期のハートに痛く響く切なさや想いが伝わる。

あいみょんさんは、作詞作曲をする。その感性に打たれました。楽曲の聴きやすさ(聴きにくい曲も多々あるが)は、なかなかです。とりあえず報告まで。なんのこっちゃ。

曇り ひどい雨でした。しかし朝方より少雨に。これから少し回復か。さて、今朝、例のチクゴイズミ(国産小麦粉)の続きの実験をしました。

 昨日チクゴイズミと塚原のユメ(オニパン自家製小麦・品種は銀河の力)を半々にブレンドし食パン生地を仕込みました。そして、今朝焼きました。この3本。前回チクゴイズミのみで食パンをつくりました。infoにも書いたように、グルテンが弱く、ふわっとした食パンができませんでした。これが国産小麦がパンに向いていないといわれるゆえんです。強力小麦がないと言われた国産小麦。しかし、近年開発された「銀河のちから」は、超強力と言われるほど。超強力なので力の弱い小麦と混ぜるとちょうどよいと言われています。オニパンの国産小麦を使ったパンはすべて、銀河の力とミナミノカオリをブレンドしています。

今回、チクゴイズミに超強力の塚原のユメをブレンドしました。きっと以前よりはましな食パンができると確信しながら。結果は・・・・

やはりでした。

 これが内層です。比べてみればよく分かります。

 これがチクゴイズミの内層。すだち(パンの気泡の穴)が荒いでしょう。えっ?まだわかりにくい?じゃあ拡大しましょう。これがチクゴイズミと塚原のユメブレンド。

 どうですきめ細かいでしょう。そしてこれがチクゴイズミのみの内層。

 荒い!これは、フランスパンに近いグルテンの様相。作り方を変えれば(ミキシングを短く、発酵を短めにすれば)フランスパンになりそうです。

グルテンがしっかりしていれば、ミキシングとともに小さな網の目ができ、その一つ一つのきめ細かな袋たちがしっかりアルコールや発酵臭などを閉じ込めふわふわと膨らんでいきます。

個人的な好みで言えば、チクゴイズミよりもミナミノカオリの方が私はおいしいと思います。よって、国産小麦の食パンを作るとすれば、ミナミノカオリだけでなく銀河の力を半分入れて、食パンを作るやり方がオニパンの今の到達点です。ミナミノカオリでなくともよいのですが。とりあえず九州ではミナミノカオリが地粉として最も求めやすいので。北の方に行けばおいしい小麦はいろいろとあります。しかし送料や製粉所の関係で求めにくい。

しかしその場合でも、「銀河のちから」は欠かせません。

雨 夜中より激しい雨音。今はおさまっていますが、一日雨が続くのでしょう。休みの二日、運動しておいて良かったな。自転車で体をいじめてみました。

 この二日間とても良い天気でした。昼頃に走っていたので、暑くてくたくたになりました。ここ数年、BMIで注意を促されていて、メタボとのレッテルが。しかし、この間の自転車トレで、体重、腹囲ともに減少。なんと、今朝は測ると、クリア!!すごいダイエット効果。自転車さんありがとう。

 小麦がかなり成長。実が固くなってきました。しかし、結構雑草も生え、草取りもしました。

 それなりに育っているユメ小麦ちゃん。ここ数日の雨が心配です。

ママから指令が・・・。玉ねぎを抜いて!

 ママは腰や足が悪く、なかなか農作業ができる状況でない。それで、玉ねぎを収穫してとの指令が。ここが玉ネギ畑。え~!!どこに玉ネギがあんの?ママに電話で連絡すると「二畝植えた。必ずある!」とのこと。雑草園の中のどこかに玉ネギが植わっているとのこと。これは、まるで、宝探しかい?!

 おお~あった!ピンポン玉か。こんな玉ネギを50~70くらい収穫したかな。HU~疲れたぞい。

晴れ 曇り 。今日は晴れですね。雨が多い一週間でした。客足にも影響が出ました。コロナが収まりつつある?からか、福岡方面のお客様が徐々に増えてきました。ありがたいことです。由布院ではお客様がいない間、それなりに次の一手を考えているお店も多いのでは。例えば、オニパンを卸している「ゆふいんバーガーハウス」の社長は、しっかりお店のメンテをしていました。

 屋根にバイクだけでもすごいインパクト。このバイクをきれいに維持しているのもさすが。錆を落としたり色を塗りなおしたり。私はその下の看板の美しさに惹かれました。写真ではわかりにくいのですが、とても丁寧に今回塗りなおしています。さらに、ハンバーガーの看板も新しく作っていますし、テント地の屋根を増設するそうです。社長のすごさは、すべて自力。オニパンで言えば自家製手作りっていうところか。センスいいです。ちょっとワイルド感があるし。バーガーがおいしいというのは基本前提でしょうが、旅する人の思い出作りという面から言うと、スペースづくり、雰囲気作りも欠かせませんね。

 

曇り 風涼し 昨日のinfoの続きです。チクゴイズミので作った食パンの件。

 予想以上の窯伸びを見せたチクゴイズミ。若干の感動をもって受け止めました。さて問題は、おいしいのか?食パンとしての評価は?それなりにいろいろな小麦で食パンを作ってきた経験から、多少なりとも評価眼は持っていると自負しています。ワクワクしながら、スライスしてみました。

 我々パン職人にとって、食パンの断面をみるとき「すだち」に注目します。断面に現れたパンの気泡のことです。小さく、均一であれば「すだちが良い」といいます。しっとり柔らかくなります。発酵の状態が安定しています。チクゴイズミの食パンの断面は、あまり良いとはいいがたいなと思います。スーパーで見かける食パンの断面は荒いスポンジの穴のような場合もあります。それほどではありませんが、荒さはありますね。そして、側面の皮がせんべいのようにツルっとして、パリパリ。糊が乾いたような感じ。柔らかくありません。

 これは、オニパンの国産小麦食パンの断面です。あまりうまくできたものではないのですが、表面はしっとりしていますし、側面の皮も柔らかです。上手に焼けた場合は、すだちが上に向かって流れるようになっていて、穴も均一です。パン生地の色は、チクゴイズミより白い。小麦の種類は「銀河の力」と「ミナミノカオリ」を半々にブレンド。

チクゴイズミの成分を調べてみると、たんぱく量が銀河の力と比べると少ない。いわゆる中力粉。軟質小麦です。パンに向いているのは握ったときもサラサラな(固まらない)硬質小麦。いわゆる強力粉。チクゴイズミの粉が茶色っぽいのは、製粉の仕方にもよりますが、灰分(かいぶん)というミネラルが多く含まれているからでしょう。灰分は栄養があるという見方もできますが、悪くすれば雑味として味を落とします。さらにチクゴイズミはでんぷん量も多いのかべたべたします。よく言えばモチモチ。しかしべったり感が多く、成型するときもしにくい。よって総合評価は、食パン向きではないかな。味は悪くはありませんが。やはり、うどん用なのですね。