曇り ひどい雨でした。しかし朝方より少雨に。これから少し回復か。さて、今朝、例のチクゴイズミ(国産小麦粉)の続きの実験をしました。

 昨日チクゴイズミと塚原のユメ(オニパン自家製小麦・品種は銀河の力)を半々にブレンドし食パン生地を仕込みました。そして、今朝焼きました。この3本。前回チクゴイズミのみで食パンをつくりました。infoにも書いたように、グルテンが弱く、ふわっとした食パンができませんでした。これが国産小麦がパンに向いていないといわれるゆえんです。強力小麦がないと言われた国産小麦。しかし、近年開発された「銀河のちから」は、超強力と言われるほど。超強力なので力の弱い小麦と混ぜるとちょうどよいと言われています。オニパンの国産小麦を使ったパンはすべて、銀河の力とミナミノカオリをブレンドしています。

今回、チクゴイズミに超強力の塚原のユメをブレンドしました。きっと以前よりはましな食パンができると確信しながら。結果は・・・・

やはりでした。

 これが内層です。比べてみればよく分かります。

 これがチクゴイズミの内層。すだち(パンの気泡の穴)が荒いでしょう。えっ?まだわかりにくい?じゃあ拡大しましょう。これがチクゴイズミと塚原のユメブレンド。

 どうですきめ細かいでしょう。そしてこれがチクゴイズミのみの内層。

 荒い!これは、フランスパンに近いグルテンの様相。作り方を変えれば(ミキシングを短く、発酵を短めにすれば)フランスパンになりそうです。

グルテンがしっかりしていれば、ミキシングとともに小さな網の目ができ、その一つ一つのきめ細かな袋たちがしっかりアルコールや発酵臭などを閉じ込めふわふわと膨らんでいきます。

個人的な好みで言えば、チクゴイズミよりもミナミノカオリの方が私はおいしいと思います。よって、国産小麦の食パンを作るとすれば、ミナミノカオリだけでなく銀河の力を半分入れて、食パンを作るやり方がオニパンの今の到達点です。ミナミノカオリでなくともよいのですが。とりあえず九州ではミナミノカオリが地粉として最も求めやすいので。北の方に行けばおいしい小麦はいろいろとあります。しかし送料や製粉所の関係で求めにくい。

しかしその場合でも、「銀河のちから」は欠かせません。