鹿肉

新鮮なシカ肉をいただいた。解体に私も同席。初体験。湯気が立ち上るお肉というものを初めて見ました。触るともちろん温かい。肩ロースとモモ肉。

新鮮ですからおいしいのはあたりまえか。

ロースというのは油がないですねえ。味はマグロのようで、おいしい。柔らかいけど、歯ごたえはありました。少し食べて、後はロースト塩コショウで。

あまり食べる気になりませんでした。寝てから夢に出てくるのではとか思ったりして。夢には出てきませんでしたがその後シカの祟り(たたり)はありました。

胃や腸の具合がおかしいのです。5日過ぎましたが、今一つ。お薬を飲んでいます。

昨日近所の方が教えてくれました。

血抜きした肉でもなく、冷凍をしたわけでもなく、つまりはシカの持っている菌がうようよ生きているものを自分の体に入れたわけで。猟師さんのような慣れた人ならば、免疫力はあるでしょうが、私のようなものは耐えられる抗体もなく・・・

なるほど、理解できました。そういうわけで、体がおかしくなっているのか。その近所の方は「今回のことで抗体ができたから、次は大丈夫でしょう」。

いや、もういいですわ、っていう気分です。

のこぎりで引いたのも初めての体験でした。かわいそうです。猟師さんが引けっていうので引きました…と言い訳しても、興味もあったからだと思います。害獣という位置づけの動物たちは、殺される運命にあるのですね。猟師さんは今回で34頭目と言ってました。

オニパン畑の作物も今年は被害がひどい。せっかく作っても、一晩で消滅。仕方ない現実の前に立ちすくむだけです。

きなこ丸

もっか人気上昇中!静かなブームかもしれません。そのアイテムと言えば、きなこ丸。ちょっと気を引く紙袋。中は覗きにくいので、すっと手に取ってもらえませんが、一度食べた方なら、結構リピートしてくれます。

このきなこ丸は私が長い間試作を繰り返し、やっと完成した逸品。前職の教員時代、給食で大人気の揚げパンにとり付かれました。子どもたちはほぼ全員が大好き。どうしてこんなにおいしいのか。揚げたコッペパンにきなこをまぶす。油ときなこと柔らかなパン生地の味がトリプルにマッチして。

この揚げパンをどうにかして商品化したいと長年思ってきたのです。そして2年ほど前か、たどり着けました。まだ課題はありますが、とりあえずファイナルバージョン。

今日はこのきなこ丸ができるまでを写真で解説。

まず、小さなボールパンをつくります。

このボールパンを200度のこめ油で両面1分ずつ揚げます。

いつも川野さんがやってくれています。なれたもので、パン職人は油の前で待ったりはしません。ピッっタイマーを押すと、ほかの仕事をやります。絶え間なく流れるように作業を続けます。

揚がったボールパンを球状に2枚重ねしたボールに入れきな粉をまぶします。この道具ときなこのまぶし方が私の発明品。これで作業がとても速くなりました。

数秒で出来上がり!

五個入って230円。きなこは「くろすはま」という特上品。濃くておいしい黄な粉です。食べやすいように長ようじも入れてます。ぜひお試しを!

眠れない夜のパン屋のために

こんなタイトルの本があればすぐ買うのにな。以前「眠れない夜の教師のために」という本を買って読んだっけ。

秋の夜長というのは時期的に少し違ってるかもしれない、しかし長い。ほぼ12時過ぎくらいに目を覚まし、眠れずに4時に。そして起床。4時半から仕事。日曜日はもっと早い。こんな睡眠時間でよく仕事をしているものだと不思議に思う。

ずっと同じ夢に苦しんできた。前職の時のユメ。仕事をいい加減にやり、これもできていないあれもできていない、なのに期限が・・・とか。本当に焦っている。汗もかく。おかしい、俺はパン屋のはずだ!と夢の中で思う。そんないい加減な仕事をした記憶もないのに、追われ、切羽詰まっている。しばらく見なかったのに、最近よりひどい感じで夢に現れる。

そして、数日前にまた見た。起きて、ハッと気が付いた!なぜこんな夢を見るのか。

これから先は内緒の話です。いい加減、冷静に、自分のことを見つめなおす時期に来ているのでしょう。

infoを書くとき必要なもの、それは画像。画像がなくては書きにくい。今日は工房に携帯を持って行ってました。それでパチリ。

何ともおいしいにおいが!焼きたてでおいしそう。ママの作った「オニオンツナ」と「鶏ごぼう」。温めて食べるとおいしいですよ。

初体験

休日の火曜日。小麦の播種の準備のため、畑に肥料を入れていた。すると…驚きのシーン!

どうして入り込んだのか、畑に一頭の大鹿。角もでかい。逃げ場を探して鉄柵の周囲をぐるぐると走る。私は忙しいので、仕事をつづけながら、知り合いの猟師に電話。すぐには来れないが昼過ぎに来るとのこと。それまでシカがいれば捕獲するとのこと。

それから後のことは、詳しく書かない方が良いと思う。とにかく初めてのことで、強烈で衝撃の経験だった。このようにして、シカがとらえられ、解体されるのか云々・・・・。かわいそうではあるが、現実のこと。重たいシカを谷間に落として終了だった。肉からは湯気が昇っていた。

播種

この休み(昨日)小麦の種を撒きました。播種(はしゅ)と言います。今回で6度目になりました。年々小麦づくりもわかってきました。今回は、軽トラのおかげで、(ママのおかげも含め)昨年よりもスムーズにいった感があります。一昨日はママが軽トラを運転し、荷台に積んだ肥料を私が畑にまいていったわけですが、とても楽にできました。そして準備できた畑に昨日播種。

ほぼ60メートルある畑(横幅は30メートルちょい)に30センチの間隔で種を撒いていきます。何度も耕した土は柔らかくホカホカってっ感じ。「種まきごんべえ」という種まき機を使って播種します。押す感じはちょっと抵抗あり。これは4分の1くらいやった画像。へーへーとなります。しんどい。

終了!ほぼ2時間近く。疲れましたあ。すごいウォーキング。朝、自転車でトレーニングしてたから、この日は結構な運動量となりました。

今年の小麦は今まで植えていた「銀河の力」とは違います。

大分県産「はるみずき」!!

今年できたばかりの新種の小麦です。品種を解説した資料を見ると、現在生産している「南のかおり」よりも製パン性に優れています。詳しくは触れませんが、相当期待できる新品種。この種を撒くことにしました。

さあ、がんばるぞ~!!