きなこ丸

もっか人気上昇中!静かなブームかもしれません。そのアイテムと言えば、きなこ丸。ちょっと気を引く紙袋。中は覗きにくいので、すっと手に取ってもらえませんが、一度食べた方なら、結構リピートしてくれます。

このきなこ丸は私が長い間試作を繰り返し、やっと完成した逸品。前職の教員時代、給食で大人気の揚げパンにとり付かれました。子どもたちはほぼ全員が大好き。どうしてこんなにおいしいのか。揚げたコッペパンにきなこをまぶす。油ときなこと柔らかなパン生地の味がトリプルにマッチして。

この揚げパンをどうにかして商品化したいと長年思ってきたのです。そして2年ほど前か、たどり着けました。まだ課題はありますが、とりあえずファイナルバージョン。

今日はこのきなこ丸ができるまでを写真で解説。

まず、小さなボールパンをつくります。

このボールパンを200度のこめ油で両面1分ずつ揚げます。

いつも川野さんがやってくれています。なれたもので、パン職人は油の前で待ったりはしません。ピッっタイマーを押すと、ほかの仕事をやります。絶え間なく流れるように作業を続けます。

揚がったボールパンを球状に2枚重ねしたボールに入れきな粉をまぶします。この道具ときなこのまぶし方が私の発明品。これで作業がとても速くなりました。

数秒で出来上がり!

五個入って230円。きなこは「くろすはま」という特上品。濃くておいしい黄な粉です。食べやすいように長ようじも入れてます。ぜひお試しを!