寂しいなあ

突然の訃報に驚いた一昨日。移動販売の最中、従兄弟からの電話。「今朝、母が亡くなりました」。おばちゃんはうちの親父の妹で、親父ととても仲がいい。しょっちゅう親父の家に来ては泊まっていた。良くしゃべり、明るく、オニパンにも良くしてくれた。ここ一年、交流も途絶えていた。おばちゃんの調子が悪くなっていたのだ。

昨日、中津でお通夜があった。2年ぶりにあう叔母ちゃんは、かわいい顔をしていた。親父が知ったら力抜けるだろうなあ。親父も認知が進んでいる。年をとると、身近な人が少なくなる。80代、90代は寂しい年代だな。叔母ちゃんも亡くなる前に、親父に会いたかっただろうに。この8月に会いに来たという。そのとき親父は病院に入院中。運悪く会えなかった。

通夜を終えて、最寄りのお店で夕食をとった。「名代井出ちゃんぽん」というお店。

最近胃腸の調子が悪い。この量はとてもとても。出汁も濃い。美味しいのだが、食べきれない。お通夜の後、胃も縮み、濃い出汁が胃にしみた。

苦闘、洗面リフォームDIY

ほんまに、大阪にいて、ネット信じて塚原に家を建てた私が軽率でした。ネットが走りの時、そこで知った工務店に依頼。大阪にいてて、細かく状況を把握せずに、できあがった我が家。至る所に不備が。

例えばこの洗面台。

この浅く平べったいボウル。水がはね、その下の台は木製。腐ってくるからと、私がペンキで塗装。それでもどんどん酷くなってくる。なんとかしたいなあと思いながら15年。最近、オニパン塚原店近くのオニパン社員寮のメンテで、流しの補修に関わり、自分でなんとか出来るのではと、挑戦を決意。やったるで~!!と昨日決行!!

広く深めのボウルをヤフオクで探す。色はともかく、使い勝手がいいやつ。そして安いやつ!(ここが私のポイント)定価だと陶器のこんなボウルは2~3万円。そこを展示売れ残り品。きっと色が悪くて売れなかったもの。それを7000円弱でゲット(参考のために出し惜しみせずに赤裸々に)。

洗面台の裏下側。ほぼ新しいボウルが収まりそう。問題の洗面ボウルを取り外してみた。

案の定設置されたボウルの下側の台座は、腐れかかっていた。

腐れていた部分をジグソーで削って、新しいボウルを置いてみた。

ゲッ!ボウルの縁が高くて、蛇口のコックが動かない!これじゃあ、水出せないわ。どうしようと思案。蛇口の器具を高くするしかない。そこでこんなものを作製。

これを蛇口器具の下に取り付ける。

おっと~うまくいったぜ!しかし問題は排水の管。これには苦労した。素人だから、パッキンとか上手に施工できない。

以前の排水管と新しいものに付属していた排水管の接続器具がなく、ビニールテープで必死こ接続!そして試してみる。

あ~なんてこった。あれだけビニールテープを巻いたのに水漏れだ。どうしよう・・・・。しかしこんな時に、私の性癖は、なんとかしたる~!!みたいなど根性がでてくる。頭がくるくるまわって、みすぼらしい経験を総動員し、あっ、アレを使えば出来るのでは~~~~。コメリに走って、オニパン社員寮で使った排水管を買ってくる。

これ、これなんです。とてもシンプル。そして簡単取り付け。水漏れなし。U字パイプはゴミをためてつまり掃除には向いているかもしれないけれど、これだって、排水口のところに網の受け皿を設置すれば、ゴミなどのつまりは防止できる。1~2ヶ月に一回掃除すればこと足りるはず。鉄管でないので安いし。みなさん、これが一番ですよ。ちなみにお値段はコメリで税込み490円。

しかし、新ボウル設置のために開けた台の穴が大きすぎたために(いつもこういういい加減な仕事をする)それを塞ぐ作業が余分に追加。

さらに一部木が破損。

これの補強をやって、なんとかほぼ完成。

ボウルを固定するためと、台の補強のためにベニヤで周りを囲む。作業時間ほぼ10時間近く。すごい集中力だと我ながらあきれる。これが昔からの性癖で、いいのか悪いのか。しかし、15年来の懸案が解決出来たことはとても嬉しかったなあ。

何でも知って少しやってみていろんなことが出来るようになる。塚原に来て、都会暮らしでは考えられなかったような知恵や技術を身につけられていることに驚きと感謝する日々です。

小麦畑 そして異変

凍てつく塚原の冬を乗り越え、小麦は育っています。

今回の小麦畑はじいさんの播種機を使わせてもらって、条間もきれいに揃い、少しプロっぽく見えますね。

アップにするとこんな感じ。三平が思わずパクつくような美味しげな葉っぱ。寒さにめげず、青々と成長しています。三平が突然、鼻をクンクンさせ、動きが激しくなってきます。見ると畑の中に大きな足跡が!その足跡を追っていくと・・・・・・。何カ所にも渡って、大穴が開いています。

すさまじい堀かた。人力で出来る技ではありません。こんな穴が何カ所にも。そして、鉄柵の下をくぐって入り込んだ跡!猪だ!!!!

塚原では、今年猪の被害が広がっているようです。麦やキャベツなどには興味がないようで、無害。しかし花の球根や芋類には気をつけねば。昨年の芋は若い葉を、ことごとく鹿に食べられました。それで全滅。しかし次回の芋は、猪にも気をつけないと。まさに獣害とのたたかいです。

あざーす もらいもん

ちょっと若いもん言葉を使ってみました。別府の大仏温泉さんが開業2周年と言うことで。私がお祝いにパンを持っていきました。オーナーの山村さんは高校時代の同級生。お祝いに持って行ったパンに対し、さらにお祝い返しを。大仏温泉の61度の熱源で2時間茹でた温泉卵をいただいました。

これが大仏温泉の温泉卵。凝縮された温泉成分を含め山村さんの気持ちがこもった美味しい卵!あざーっす!!

さらにもらいもんで言えば、原っぱカフェのカレー。先日原っぱカフェで買ったカレーの記事を書きましたが、それを入れてたタッパを返しに行くと、またまた別のカレーをくれましたよ!!!

ありがたいことです。今回のカレーは、あっさりとしていて、とても食べやすくうまい!もらいもんでありがたい思いを共有。

トイレの闘い

昨日はたくさんのお客さまに感謝いたします。塚原に春がやってきた感じです。

話しは変わりますが、オニパン畑の地主園田さんの好意で、空き家を社員寮として使わせていただくことになりました。その社員寮のリフォームのために業者さんが頑張ってくれています。寒~い塚原の気候に対応できるリフォームとして、建具や床の改修を上田家具製作所に依頼しました。丁寧な仕事では定評のある社長ですが、発想力や独創性も持ち味。私も手前味噌ながら、発明力はあると自負してますが、まったく不器用で雑さも併せ持つ。その点社長は丁寧につきる(褒めすぎか)。

家を初見し、作業を構想した社長。建具類を二重にしたりして寒さ対策。これはお手の物。上品な社長はトイレが気になったようだ。簡易水洗でくみ取り式。トイレに換気扇をつけようと考える。持参した工具で壁に穴あけの作業をスタート。

私が様子を見に行くと、社長は「工具の刃がやられた~」と若干落ち込んでいる。刃が立たない状態。この作業は専門外。それなりの道具が必要なのだろう。はじめての壁の穴開けのようだ。どうしたものか・・・コンクリート用のドリルを私の家から持ってきたが、太すぎて無理のようだ。待てよ、こういうときには・・・トミさんに頼もう!と電話。早速やってきたトミさん。

立たない刃のドリルで、再度挑戦。そして見事モルタルの手前まで貫通!連戦錬磨のトミさん。あらゆる状況での判断と解決力には毎度脱帽です。経験からくる知恵なんですね。

かっこよく去って行くトミさんを後にして、社長の闘いは続きます。固~いモルタルを相手にグラインダーで穴開け作業。見てると石をノミで削るような彫刻みたいに・・・。持ってきたグラインダーの刃がすり減り小っちゃく。さらに付け替えた刃で削り続ける社長。

上品だけど粘り強いな~。芸術家の執念をみるような。日が暮れかかった頃にようやく完成。そして塩ビ管を取り付ける。

見ていて私もいろいろと勉強になりました。専門業者であればコツも道具もあるからもっとスムーズにできるのでしょうが、社長はなんせ初心者。しかし、見事やりきりました。このトイレを使う従業員さんへの思いを想像できる社長の心が、この闘いへの原動力なんですね。ありがとうございます。