ワインの友セット ポップリーフレット出来ました

突然、清家(オニパンのスタッフ)さんがUSBを持ってきました。今回、由布市のふるさと納税の返礼品として採用された「ワインの友セット」の宣伝用チラシの原稿です。オニパンの大事な部分のポップは清家さんにたのんで作ってもらっています。大事でない部分は、私がつくっています(笑)。自覚的な彼女は、私がたのんでいないにもかかわらず、今回早速「返礼品」の注文が入ったので、箱に一緒に入れるリーフレットを作らねばと考えたのでしょう。以前のもの(手描きでつくってくれたもの)をさらにグレードアップした作品となっています。

もう、ほぼプロですね。「グッドデザイン大賞」をあげたいと思います。

ワインの友セットは、全国広しといえど、オニパンにしかないオリジナルセット。これも大事な全国展開の秘密兵器ですね。(全国展開のカレーはいまだ先が見えてませんが)

充実のお休み日

ゆっくり優雅なお休みをしていると、心が逆に落ち着かなくなるのは、貧乏性のなせる技か。本当に「お休み」と名前のついた休日は最近経験ない。それが性に合っているのだろう。

前より気になっていたチェンソーの目立てをやっとできた。一番気に入っている電気チェンソーが、チェーンの外れたまま、且つ刃が切れないままになっていた。

分解して掃除。チェーンを装着して、ヤスリを使って目立てをする。

目立て用の専門道具を使えば、わりと誰でも目立てが出来る。ここにたどり着くまで長い年月を要したなあ。

上刃と横刃の両方が鋭くならないと切れが悪い。まあ、並みに切れる状態になった。次に、畑に行って、小麦の播種の準備。トラクターの扱い方が今ひとつわかっていなくて、苦労する。しかしこれも「機械が教えてくれる」という亡くなった園田の爺さんの教えどおり、トラクターが教えてくれた。そして仕事終了。

この二日間のお休み日、もっとも嬉しかったこと。それは、スパイスカレーがとても美味しく出来たこと。何度もレシピのやり直しをしてきたが、味が今ひとつ。そして今回、満を持して、カレー作り。

改良点は、人参の量をグッと減らし、玉ネギをこげ茶になるくらい炒めたこと。そして、スパイスも変えた。最初の段階で入れるスパイスをホールのクミンシード、カルダモン、クローブに変える。クミンシードは定番だと思うが、クローブとカルダモンは初めての経験。まあ、読者のみなさんにとって、スパイスはわかりづらい方が多いとは思いますが、本当に入れる種類によって大きく味や香りが変わるから、カレーって恐ろしい。むずかしい。たのしい。

こうして出来たカレーは、なんと、私のスパイスカレー作り人生(スパイスカレーはたかだか2年くらいか)の中で最高の味となった。お肉はミンチを使わず、ぶつ切り。それにはワケがある。新作のカレーパンを考案中なのだ。私の頭の中では、これを全国展開して、売りに売ろうと思っている(内緒ノハナシ)。最近の経営難打開のための秘策にならんかなあと・・・。

陳列、ポップを考え中

 昨日は雨もきつくて、お客様が少ない一日だった。連休なのになあ。9月、10月は昨年に比べてお客様が少ない。ママと何が原因なのか話した。天気もあるだろう。うちのパンの出来が悪くなったのか。常連さんに聞いても、「おいしいよ」と言ってくれる。心当たりは・・・物価高か。お米、野菜、電気など相当値が上がっている。ガソリンも高い。

OBSでの移動販売で、良く来る年配の女性職員さんとのお話。「ここの食パンがないと困るのよ。おいしいし。毎日食べるから。」「ないときは、スーパーで買うの?」と尋ねると、「そう、ヤマザキのロイヤルブレッド。」「いくらするん?」と私。「190円」と彼女。「そうやねえ、安くていいよねえ。うちのパンは高いのに・・・」

彼女は最後にこう言った。「働いている間は、オニパンの食パンを買うわ。やめたら、ロイヤルブレッドにする。」  年を聞くと、同い年だった。生活が厳しいんだなあと思った。これが普通なんだろう。

話を戻す。庶民は、生活が厳しい。物価高に暮らしを引き締める。お金に敏感。今回の衆議院選挙で思ったことは、お金に絡む問題があったので、自民党に厳しい審判が下ったのだろう。この9,10月加速度的に暮らしが大変になっているのでは。パン屋の経営も厳しくなっている。

さてもう一度大きく話を戻そう。戻そうではなかった、本題に全く触れずにいたっけ。しかし、こんな現状もあり、パン屋の売り上げアップのために何が出来るかを日々考えている。その一環が、陳列やポップの改善問題。

話題性、関連性からパンを並べてみよう。例えば、玄米生地のパン。

こんな説明ポップを作って、玄米系のパンを並べるとか。

こんな感じで、ハード系、りんごデニッシュ系とか、コーナーを作りました。かなりスッキリしてわかりやすい。と思っています。

さて、今日は天気も良くなって、お客様もたくさん来ていただけるのではと。

よろしくお願いいたします。

ナツメのこと

我が家に育つナツメの木。パン屋を始めて最初の頃、APUの学生さんたちがオニパンを支えてくれていた。その学生さんたちは中国人が多く、ナツメのことを教えてくれた。それがきっかけで、ナツメの木を植えている。今から10年以上前の話。オニパンで働くリーくんやオータンのシェアハウスに招かれる。同居人の他の学生さんたちと美味しい手料理をご馳走された。リー君の料理上手に舌を巻く。その料理には必ずナツメが入っていた。中国では、ナツメを食すことが常らしい。調べると、ナツメは体にとても良くて、気持ちをリラックスさせる効果があるとのこと。私とママは、ナツメに関心を持ち、乾燥したナツメをたくさん買い込み、お酒に漬けた。ホワイトリカーより、お酒の方がおいしいだろうと。そして、購入するだけではなく、木を育ててみようとご近所のナツメの木から落ちた種を育てて、我が家の畑に植えてみた。そして3年ほど過ぎた。

嬉しいよねえ、「早く芽を出せ柿の種」じゃあないけれど、実からこんなに育つとは。そして今年はとても嬉しいことが・・・・。何と!!

りっぱな実がついたあ!!!

実の味はりんごのような感触ではあるが、さほど味はしっかりしていない。けれど、とても良い成分が含まれている。これから、ナツメの実でいろいろと出来そう。そして・・・

ふと見やると、部屋の隅っこのごちゃごちゃしたところに、飲み忘れていたナツメ酒があるではないか。2年くらい前の。

オンザロックで一杯。そしてお替わり。そして就寝。

ぐっすり眠れた。ビールも飲んでいたが、夜中目を覚ますこともなく、朝までぐっすり。ナツメの力!!ナツメはいいですよ!みなさんも試してみては。

師匠曰く パン文化はリテールベーカリーが担う

私が修行したあこ酵母製造元「あこ庵」の社長近藤泰弘氏と最近話す機会がありました。「パン文化は個人店が作り、担っている。このままでは、日本のパン文化がなくなってしまう。」との危機感を訴えていました。

なるほど、そういうことか。社長の考えていることは広く深いなあ。所ジョージの「所さん、事件ですよ!」でも、最近やっていた。過去最高の倒産件数。主に個人店。このままの状況が進んでいくと、資本力のない、3K職場のリテールベーカリーは、人手不足となり激減するだろう。大手のスーパー、大規模小売店が進出し、個人店の商店街がシャッター通りになっているように。

オニパンがそうであるように、各個人のパン屋は、それぞれの特徴を持っている。別の言い方をすれば差別化を図らないと生き延びることはできない。小麦の種類、原材料、仕込み方、発酵、焼成方法、仕上げ・・・限りない工夫を絶えず追求している。そして、素敵な、ちょっとどこにもないような、おいしいパンを作り出す。それが出来るのは、技術・熟練・ヒラメキなど自由な創造ができる個人店であるからだ。それが故に、そこに、パン文化が花開く。工場での大量生産、機械の技術では出来ないことが多々ある。

これは、ファミマのイチオシのパンのようだ。もとコンビニの店長だったオニパンの新スタッフ中村君が、「是非食べてみて」と、持ってきた。九州産小麦を使い、カスタードにジャージー牛乳を使っているという。見た目もどっしりと量のあるデニッシュだ。値段も安い。たいしたことないだろうと、たかをくくって、食べた。おっと、カスタードはおいしいぞ!まあ色々(添加物)入っているが、味的にはおいしい。味の研究もしているから、美味しいのだろうなあ。九州産小麦とかいてあるから、それなりにパン生地もうまい。しかし、デニッシュの名前を冠していても、デニッシュとしての生地は今ひとつ。もう一つ。いずれすごい機械が発明されて、バター(このパンはマーガリンだけど)の折り込みが出来るのかも知れないが。けれど、小麦の生地が機械での大量生産に合うほどの耐性がないので、どうしても、耐性を強くするための添加物を入れざるを得なくなる。本来の自然な食べ物とかけ離れていく。

リテイルベーカリーは、味の向上を考えるとき、添加物よりも、質の良い原材料を探す。美味しくするための、いろんな調理法も考える。それは、大量に出来ないけれど、質は向上する。リテイルとホールセール(大規模生産)は、目指すところが違うのだ。その個性が文化を創るし、担うのだ。

もう11月が近づいてきた。オニパンはそのパン文化の片隅にいて、ささやかに考えていることは、再度自家栽培小麦の生産。一度あきらめていた栽培をもう一度挑戦しようと。

小麦を作る前段として、考えねばならないこと。獣害対策。これもパン文化のために必要なこと。