思いのこもったロードバイク

本日(27日木曜日)の移動販売 11:50~12:20由布市庄内庁舎 

明日(28日金曜日)12:00~12:30OBS駐車場 13:30~14:30青葉台住宅街

突然、お休みの朝に「ブ~!」と鋭いブザー音。誰だろう。出てみると、いかつい体格のサイクリスト。白黒さんが朝から現れた。なんと、以前口にしていたタイヤ交換を律義に覚えていて、やってきたのだ。

手慣れたもので、てきぱきと作業を進める。前後のタイヤとチューブまで持って来てくれた。立派そうなタイヤなので尋ねると一本8000円くらいするそうだ。なるほど、デザインや溝の形など今までのものとチト違う。

白黒さんは言わずと知れた大分の有名サイクリスト。だから交友関係は広い。さらにとびぬけた才能で大工から溶接、工芸、車の改造…なんかよくわからないがいろんなことができる。大分市のプロサイクルチーム「スパークル 大分 レーシング チーム」が主催するサイクリストのカフェ「カラーズ」のテーブルや椅子、なども作っていた(正確でないので違っていたらごめんなさいよ)。私は彼の将来は「何でも屋」看板を出して、私たちのようなお年寄りのために、いろいろと助けるお仕事をしてくれたらなあと思っている(本人はあまり関心がないようだが)。話がそれてきたが、そういう彼だから、自転車関係の部品などプロの方からもいただいたり…そのおさがりがこのタイヤなのだ。すご!立派すぎて私が乗ってよいのかな。

作業しながら、私の自転車のことをポツリポツリと口ずさんでいる。「このフレームは宮崎のタケさんがくれたなあ」(申し遅れましたが、私の自転車は、白黒さんがプロデュースしていろんなサイクリストがパーツを持ち寄り、組んで完成させたもの…私の健康のために)「このクランクはササさんが磨き上げたなあ」

ええ~、知らなかった!佐々木さんがクランクをくれたのかあ。佐々木さんと言えば、オニパンに来始めて、白黒さんをはじめたくさんのサイクリストとつながり「鉄人」の名をはせた、努力の人だった。無念だが2年前に癌でなくなられたが。さらに、ハンドルはもともとのものが小さく不安定だったので、ダイさんがプレゼントしてくれたっけ。

そうだったよな、この自転車は、おもいのこもったものだったよな。

このフロントフォークもとても良いものだそうだ。ハートのマークがついた「デローザ」製。イタリアの「魂を込めた」自転車愛にあふれた有名ブランド!先ほど調べてそれを知った。

さてそうなると、翌日の水曜日はじっとしてはおれまいって。

てなわけで、いつものところにやってきた。久しぶりなので、やけに足が重たい。それにしても重たいなあ・・・。見ると、ギアがアウターになっている。白黒さんの仕業か。私はいつもインナーの軽いギアで登っているのに。まあいい。足は強くなったぜ。