オセロ・スペシャルティコーヒー・ロースター に立ち寄りました。

移動販売の帰り道、オセロに立ち寄りました。オーナーのタカベさんは、以前からの知り合いです。元々は、オニパンによく現れるお客様。話していると、私と同じ高校で山好きな彼女。明るく率直な雰囲気が素敵で、人生について仕事についていろいろと模索している状況でした。ちょっと気になって、お話を聞いていたのですが、なんと思い切って、コーヒー屋さんを始めました。それは5年くらい前になるのでしょうか。

持ち前の粘り強さと好感度でお客様も広がり、今では安定の人気店に。

彼女にスペシャルティコーヒーの話を少し聞きました。詳しくはここで触れられませんが、生産者と焙煎者、消費者が持続可能に発展していくために様々に研究や取り組みをしているとのこと。ネットでスペシャルティコーヒーのことを調べてみました。なるほど~!!なかなかでした。コーヒーのフレーバーももっと想像力を発展させていろいろな果実や野菜、そのたの物と結びつけるテイスト力を磨く。今までの表現が「濃い」「深い」「苦い」「酸味ある」とかの決まり切った表現を超えて、もっと多様な味や香りを追求するとのこと。そのために、自らのテイスト力を高め敏感に繊細にしていく。そして自分の目指す珈琲の味を創造していく。・・・みたいな。

すごいなあ!その力を同業の仲間たちと研究会を持ったりして高めるとのこと。それもまたすごい。パン屋ではあまりない。

この珈琲は何点かという(一定の測定の基準があるとのこと)ことを、それぞれの人が出し、意見交流するらしい。ほぼ、同じような点がつくと言うからすごい。客観的なのだ。ソムリエというのかな。自分の点てたコーヒーももちろん点数を出せるわけだ。パン屋に置き換えたらどうだろう。自分は客観的に点数を出せることが出来るかな。

オセロの水出しコーヒー。飲んだ。う~ん、なんという鮮明な透き通った味とコーヒーの香り。苦みはない。砂糖が入っていないがフルーティな甘みを感じる。このコーヒーは何点ですかと聞くと「86点」と即座に言った。スペシャルティーコーヒーでは80点以下のコーヒーは出せないらしい。

毎日の焼き上がるパンに点数をつけよう。86点以上(スペシャルティーコーヒーでは86点以上を「トップ・オブ・トップ」というらしい)のパンになっているかなあ。