オニパンデニッシュの頂点・・

今日はオニパンのデニッシュについてのお話。私がパン屋を開こうと思ったとき、外せなかったのは食パンとフランスパン。そしてもう一つがデニッシュ。デニッシュは難しいという話があった。素人がパン作りをするとき、バターを生地に織り込んで、サクサクのクロワッサンやゴージャスなパイっぽいデニッシュを作るのは、ちょっと引いてしまうのが普通。だけど、パン屋の前を通るとき、あの甘~い香りは、心をくすぐる。デニッシュにはロマンがある。そう思ってたから、デニッシュは絶対やるぞと思った。しかし修行先では、一週間パイローラーで作業する先輩職人の後ろに立って、毎日3時間くらいただ見てるだけだった。結局生地を触ったのは、クロワッサンを真かせてくれた一度だけ!4~5個巻いただけ!そんな自分がパイローラーを相手にデニッシュを作り始めた開店当初。ひどかった。しかし3年くらいたつとまあまあの腕に。そして、お客様からおいしと評価されるアイテムまで作れるようになった。それは・・・・

そう、網リンゴ!この写真は今日の網リンゴ。注文が多くて、普段の2倍くらいは作りました。でもこれは私が作ったのではありません。私の腕前は、もっと下。開店して5年間くらいはやってましたが、ヒロちゃんが現れ、彼女のお仕事に。そしてその後6年間は清家さんがやっています。川野さんも週に一回はデニッシュをしています。私のレベルではありません。そんなお話はどうでもよいのですが、この網リンゴは、お客様より絶大な評価をいただいています。

じゃあ、この網リンゴがオニパンのデニッシュキングか。頂点なのか。いえいえ、違うのです。私の採点からすると、この上に君臨するデニッシュがあるのです。さてそれは・・・・・・

今年はあまり作りませんでした。それは、どうも不作だったらしいから、たくさん購入ができなかった。そうです、それは、ラ・フランス。オニパンでは名前を「ララフランス」とつけています。

これがキングオブデニッシュアットオニパン。最近食べてみて実感しました。たまらない幸福感。食べた後10分くらいおいしさが口に残っていました。

今日、最後の「ララフランス」となっております。4個しかできませんでした。これで今年はおしまい。来年は、たくさん作れるよう頑張りますね。