晴れ 23度 イギリスからたつ君とフランさんがやってきました。彼らは、オニパン3度目です。

DSCN3971以前の折々帳でも二人のことを紹介していますが、久しぶりに会うと、ずいぶん大人になっていました。フランが初めてオニパンに来たときは21歳。今年29歳になるって。たつ君は31歳。来年結婚するそうです。コングラチュレーション!!イギリスの話に花が咲きました。EU離脱を問う国民投票では、フランもショックを受けていました。彼女は残留派だったそうです。イギリスの社会福祉制度などの話では、ちょっとショッキングなことを。悪い意味ではなく。イギリスは医療制度が充実していて、医療費は無料。最近知ったアメリカの場合は3億人の人口のうち、5000万人が保険に入れていないとのことで、病院に行けないそう。日本でも、この間格差が広がり、貧困層といわれる人たちは、病院に行くのも足が遠のくそう。最低子ども時代くらい医療費は無料にしてほしいものです。歯医者も結構お金がかかるけれど、イギリスでは予防医学が発達していて、病院に行く人も少ないとのこと。たつ君は日本にいたときは虫歯が多かったけど、イギリスで指導されて、歯も健康になったそうです。何度も治療に行くのが、日本の常識みたいですが、イギリスは一回で治療してしまうとのこと。

大学の奨学金も日本の場合1000万以上借りて時期が来ればいやおうなしに取り立てられ、借金返済のために仕事をするみたいな。イギリスは、返済できる状況があれば返すという緩やかなもので、生活が大変ならば、一生払わなくても大丈夫だそう。

日本も昔は良かった。私の場合、学費は年間で6000円だった。医療費も保険本人負担なし。60歳以上の人(革新自治体、一般的には70歳以上)は医療費は無料。時代とともにGDPは増え、豊かな暮らしになってきたものの、気が付けば、病院に行くことはおろか、食べることすらできず、自殺・心中などの話に胸が痛む。「経済、経済」と声を大きくしても、働いた分だけ私たち自身に戻ってきているのか。この国のシステムはおかしい。富裕層ほど大企業ほど優遇されるシステムはいずれ大きな破たんを招くと思う。怒りをもって選挙に行こう。