豪雨、土砂崩れ警報

由布市は昨日から今日にかけて豪雨のために、緊急避難指示が出されています。実は、私、塚原地区の公民館長になっていて、避難場所となっている塚原公民館を開けて、避難してくる住民のお世話をする役割があるわけで。その仕事の責任の所在は市にあるのか、自治区にあるのか定かではありませんが、とにかく誰かが公民館を開放せねばならない。もしものことがあったとき、誰の責任などと言っておれないわけで。

7時にラジオから警報音。由布市が災害に直面している云々、「住民は塚原公民館に避難してください」との案内!!ヒエ~!鍵は私がもっているのに、突然なんなんだあ~!パンを作っている真っ最中なのに~!!

慌てて出て行こうとすると、マサ君が「マスター、仕込み票をお願いします」と。私がいなくなったら困るのは分かるけど。「そんなことをしてるばあいじゃない!」と、振り切って公民館へ。

公民館に着くと明かりが!区長さんの奥様がいる。区長が気を利かせて、自分が仕事でいけないので奥さんに、とにかく行って鍵を開けてくれと頼んだとのこと。鍵は区長と館長がもってるからだ。奥さんと今後の段取りをする。自治区の班長さんにラインで災害状況の共有のために連絡を取り合おうと発信。ラインはすっごい力を発揮するものだとあらためて再確認。消防団に入っている若い班長は、見回りしながら危ない箇所の動画をすぐに投稿してきた。学童の指導員をしている女性の班長さんからは、学童の休止や学校の臨時下校の情報が。そんな感じで、情報が寄せられてきた。

私は後を頼んで、店に戻り、雨の中高速で別府へ。OBSの移動販売がギリで間に合う。高速も由布岳Pから別府までは開通。他の区間は災害や事故のために閉鎖。良かった~!!仮に別府まで高速で行けなければ、恐ろしいエコーラインを通らねばならない。あの場所は災害の宝庫。雪が降っても雨が降ってもすぐ道路が普通になるから。

OBSに少し遅れて到着。「よく来れたね!」と褒められる。パンもほぼ完売。雨でもまってくれたOBS以外のお客さまも何人か。本当にありがたい。

OBSからもどって公民館へ。私がいない間、ママや区長の奥様、そして区長も顔を見せたそうで。役になって初めて、いろいろと世話役ってやってきたんだなあとわかる。地元の消防団の若い衆もご苦労様だ。今までこのご苦労を考えてもみなかったなあ。