モグモグ効果

雑誌への掲載依頼が毎年6~7社からある。年々情報雑誌の位置は低くなっているようだ。来店されるお客さまのうちリピーターを除いて、どうしてオニパンを知ったか、なぜ来店したかと尋ねると、その結果は・・・・。知り合いから勧められてという口コミ、SNSを通じてというのが多い。SNSでは特にインスタグラム、観光客はグーグルマップでの情報など。

昔、観光といえば旅行雑誌での情報が圧倒的だったなあ。パン屋になる以前、本屋に行って「るるぶ」を見ては、「あ~、こんな雑誌に私のパン屋が載ればユメみたいだなあ」などと思っていた。観光地へ旅行に行くときは、必ず旅行雑誌をひもといて、お店や風光明媚な自然に直行していた。北海道旅行、沖縄旅行、台湾旅行、韓国、ヨーロッパなど特に。

開店して15年もなると、雑誌への掲載にさほど関心がなくなってくる。雑誌社の熱意や工夫の違いもあり、取材に来ずに、データーをの書き換えをこちらに依頼してくる雑誌社もある。そんななか、ちょっと頑張っているなという雑誌や情報誌も見かける。例えば「モグモグ」さんや「ことりっぷ」さん。どちらも大分合同新聞関係かな。

大分という地域に特化して(ことりっぷは違うけど)しかも、新聞に無料で抱き合わせて、家庭へお届けするという「もぐもぐ」さんは、やっぱ違いを感じる。

圧倒的な宣伝力。そして編集の方針がよく検討されている。だから、読み手が興味を抱くような構成で編集する。オニパンの看板パンは?と聞かれ、「あの~、現在食パンに力を入れているんですけど~」みたいに言って、食パンを宣伝してほしかったのに、編集者は聞いてくれない。「クレセントを載せてほしいんですけど。」と初めから、考えをもって取材に来られる。食パンも載せてくれるというから、まいっか、ということに。モグモグの編集はその女性が10年以上やっているとのこと。その個人にまかせているトップもなかなかだ。名前だけで売り上げ部数を上げてきた某雑誌社などきっと行き詰まるだろうなあ。データー交換で雑誌作りは安上がりだが、面白くなくなるのは目に見えている。

ついでに「ことりっぷ」も載せておきます。