ご迷惑おかけしました。本日より、元気に営業再開です。

3月17日 父の葬儀

15日の朝方5時頃に、父が永眠いたしました。その数時間前まで元気だったのに。突然の死に、私たちも呆然としてしまいました。94歳の父はここ一年ほど施設で暮らし、利用者のみなさんやヘルパーさんたちとも仲良くご機嫌に暮らしていました。パン屋をやっている息子夫婦に頼ることもなく、自立して生きる父。高齢になるほどに、私たちに掛ける言葉は「がんばってな」「ごめんな迷惑掛けて」「大変やなあ」みたいな、相手を思いやるものに。けっこうそれまでは、頑固でわがままな性格だったのに。

亡くなった直後の顔は、穏やかで微笑みを浮かべていました。「良かったなあ。幸せそうな最期だなあ。」20代のやさしい男性の看護師さんが12時頃からの様子を教えてくれました。一人でおトイレに行き、その後2時頃にお腹が痛いとか、何か食べたいとかうなりながら言っていた。そして、大粒の汗をかき、容体は急変。5時10分他界。

私たちは少し遅れて病院へ到着しました。体も温かく、死んでいるようには見えません。前述の男性看護師さんとやはり若い女性看護師さんは体をきれいに拭いてくれました。私も手伝いました。こんな風に、他人の体を、しかも死体をやさしく丁寧に拭いてくれるんだ!ありがとうございます!若い男性看護師さんは、体を拭くのは今度で2回目だと言っていました。徹夜で、且つこんな仕事を。崇高な立派な仕事をしているなあ、私は胸がグッと熱くなりました。

この葬儀を通じて、色々と勉強になりました。葬儀の進行や運営を行うこれも若い女性。身のこなしや言葉遣い、気遣い、本当に立派です。若いのにここまで一人でやるのだと感心。プロ意識の高さ。ここでも、故人への思いや家族への配慮、暖かさを仕事の端々に見受けられました。

お通夜はひさしぶりに娘や息子と家族水入らずで過ごしました。

お通夜や葬儀の場で親族との再会。これも良かった。父のために泣いてくれる人たち。

書き足りないけれど、とりあえずパン屋休業のあいだに起きたシーンの一コマをご報告いたします。