いただきもん その2

湯布院塚原高原は以前住んでいた大阪とは景色も暮らしもずいぶん異なる。お隣の家との距離が50センチだった大阪暮らし。狭い土地にひしめく住宅。15坪の土地に3階建て住宅は結構当たり前。私が就職したての頃、2K(6畳4畳半に流し)の部屋が1階2階にずらっと並ぶ「文化住宅」が一クラス45人の子どもたちの80%を占めるような時代もあった。

ここ塚原は、お隣まで結構距離がある。ぽつんと一軒家ではないが、そんな感じの家もある。だから塚原暮らしは寂しく人との距離も遠いのではと思っていた。しかし、話しは全く逆だった。大阪時代より距離が近い近い!どこそこの人はこんな人で・・・みたいに、離れた人のことが結構知れ渡っている。そして、採れた野菜など持ってきたりして交流も盛んだ。

先日このInfoでアスキューさんの「ヤーコン」のいただきもんを書いた。そして昨日は、お隣の(と言っても100メートルは離れている)阿部さんからおいなりのいただきもん。知る人ぞ知る「忘路軒」という小さなお食事処をしているから、味は想像に難くない。しかしこのおいなりさんの包装の凝りよう!木地の舟に葉っぱ?紙の袋には毛筆でお題。印も手書きで。素敵!芸術的!遊び心満載!!嬉しくなっちゃいますね。こんな距離感なかなかないですよね。