巣立ち 我が家のすずめ

我が家のすずめちゃんがついに巣立ちの時を迎えました。それは5月12日の火曜日のことです。パン屋が休みの火曜日はいつも嫁さんと朝昼を兼ねたお食事を部屋の外のデッキで食べます。その場所から、すずめのおうちが良く見えるのです。その日は、盛んに親スズメがえさを巣箱に運んできて、たいそう賑やかしく飛び回っていました。巣箱の入り口から、何かまあるいお顔がのぞいています。あれえ、なんだ、あのお顔は?ずっと、外を見ています。口ばしがちょっと黄色いお顔。そう、それは成長した若スズメっだったのです。私がコーヒーを図ずずっとすすっている間に、嫁さんが「飛んだ!」っと奇声を発しました。2羽のスズメが巣立ちをしたのです。そして、それとほぼ同時にカラスが「ガーガー」と鳴きました。まだ巣箱に若スズメが残っていて、顔を出したかと思うと、またすぐに引っ込み隠れてしましました。巣立ちは危険がつきものなんですね。それで、若スズメは、じっと外をうかがいながらそのチャンスを待っていたのでした。私たちが食事をしているすぐそばを、巣立ちした若者が黄色い口ばしに葉っぱをくわえて、ぴょんぴょん飛び回っていました。私たちが襲わないことを知っているかのように。