今は落ち着いた天候。今後荒れていくのかな。オニパンは通常通り営業中です。昨日は少し暗めなinfo(わたしは暗いというよりもリアルだと・・・)でした。厳しい現実をどう乗り越えていくか…そこんとこが肝心なことで。そういう意味では、問題の分割機、ついに問題解決です。

 これは分割機の刃です。最初からこんな黒い色ではありませんでした。分割機の厄介なところは、分割した後の掃除です。この歯に、生地がついて、掃除しなければ、さらに歯切れが悪くなるというところです。二日掃除せずに分割したら、案の定切れが悪くなりました。ウ~ン、困ったものだ、掃除はメンドクサイのだ。何とかならないものかと思案。その結果思いついたのが、フッ素コーティング。生地を切る道具に四角いスケッパーというものがあります。ほとんどのスケッパーはステンレス製。私はあこ庵で修業した時、社長にテフロン加工のスケッパーをいただきました。これが実に使いやすい。だから、この11年来、それを使用しています。そこで、フッ素コーティングをしてくれる会社を探し、奈良にいい会社を発見し、その社長とお話をすると、これがまた実にいい感じ。他の会社さんともお話ししましたが、奈良の会社で決定。こちらの仕事の状況も考慮してくれて、早急の仕事を決行してくれました。 これが以前の刃です。べたべた生地がくっつきます。フッ素コーティングした刃を装着し、これでうまくいくと3日前の木曜日に生地を分割。と、ところが、それほどうまく分割ができないではありませんか。ショックでした!そんな状況で、昨日のinfoを書いたわけで。しかし、私には、分割がうまくできないほかの原因もあるはずだと、推測していました。それでその対策も講じました。

きっと、刃が下りる際の、生地を切る深さの微調整が出来るのでは。そう考え、この機械を購入した業者に問い合わせました。その業者もとても親切な業者で(オニパンの設備はほとんどそこで購入)メーカーのオシキリ本社に聞いてその調節が出来ることを確認してくれました。そして、昨日の昼にメンテに来てくれました(福岡から)。なあるほど、こういう仕組みか!私も立ち会って、機械の内部を見せてもらいました。

今日の朝、「今日こそうまくいくはずだ!」と、悲壮な確信(?!)の下、生地を分割。な、なんとおぅ~・・・・・・見事に、きれいに、生地が分割されていました!!!

車が一台買える機械なんだから、できなかったでは済ませられません。しかし、分割機の悩みはいろいろと聞こえてきます。掃除が大変だとか、うまく分割できなかったとか・・・。ユーチューブで見ても、このようなものでは、使い勝手悪いよなと思える動画がたくさん出ています。しかし、オニパンで購入したオシキリの分割機は、これからも強い味方になってくれそうです。