育てる喜び 農に親しむ№103

前回に続き、「農に親しむ」ということで、我が家のささやかな話題を。
この年になってわかって来ることがいかに多いことか。その中の一つが、野菜の栽培など
植物のお世話、そしてそこから得られる喜び。
以前の仕事に関わって(親としても)、人を育てる喜びというものは、実感として、涙が出るほど良くわかる。
ワンちゃんについても、同様だ。
動物を育てることは、どれだけ、相手に手を掛け、心を砕き、エネルギーを注ぐかということ。
それも、自分の都合ではなく、相手の成長にとって必要なことが肝心。
しかし、植物については、今一つ分かってなかった。
大阪にいた頃、狭い庭に、無理して植えた一本の梅の木があった。その梅の木は一年目二年目くらいまで実をつけたが、それ以降実をつけなくなった。「なんでだろう?」と思って、10年以上が過ぎた。年と共に少しづつ私も成長したのか、肥料をあげないので実をつけないのではと気がついた。2月頃に鶏フンをあげてみた。すると、その年はお花がきれいに咲いた。さらに翌年は実をつけた!
それから、何度か梅ジュースに挑戦したわけだ。その体験が現在の梅ジュースにつながっているわけだ。
塚原に来て、梅の木にはいつも栄養をあげている。家から出る残飯とか。すると、毎年立派な実をつけてくれる。

その梅の木の隣にブルーベリーの木を植えている。ブルーベリーの実を自家製で採れたら!と6年ほど前、夢大橋に行った時、お土産屋に売っていた苗木を買ってきた。しかし、パン屋の忙しさにかまけ、ほとんどお世話をしなかった。5本買ったうち、3本は枯れた。2本は生き残ったが、栄養不足で小さなままだった(4年前)。もう無理だろうと、育ったブルーベリーの木をお隣の造園屋で購入し、梅の木の隣に植えていただいた。ついでに、生き残った貧相な2本も、その隣に植え替えた。

いつも目に見えるということは大事なことなのだろう。リビングの外のデッキ前の庭に梅の木とブルーベリーの木がある。気にかけて、肥料などをやる。するとどうだろう、あの貧相なブルーベリーたちは、少しづつ元気になっていく。植え替えて一年目に、少しだが実をつけた。そして今年は、大量の実をつけるようになった。造園屋で購入した立派なブルーベリーに引けを取らないぐらいに、成長してきている。


ちょっとわかりづらいでしょうが、左が造園屋のブルーベリー。右の方が、苗木から育てたブルーベリー。今年はあまりにも実をつけすぎていて、枝が支えきれず、地面まで垂れ下がるので、幹を支える木を添えている。


採れた実です。これはまだほんの一部。
豊かな恵み、感謝です。

うちのママは、忙しい仕事の合間を縫って、家庭菜園に最近力を入れつつあります。
あまり手をかけてるわけではありませんが、それでも最近、わずかな恵みがありました。


芽が出たジャガイモを植えていたとのこと。するとこんなジャガイモが育っていました。

コウちゃんの犬小屋にかかる西日を緩和しようと、ゴーヤを植えました。
そのゴーヤに小さな実がつきました。

牛フンがいい肥料になるということで、近くのシゲザネ牧場さんから、牛フンを分けていただきました。うわ―大量!これを使いこなすほどの力量は今のところないのですが。ぼちぼちがんばります。

 トラック一杯分!全く臭いもなく、サラサラできれい!ギュ―フンの認識が変わりました。

私の今年の目標(農における)。それは、イモ。大好きなサツマイモの収穫。
6月に農協さんから苗を購入しました。ほとんど世話をしていないので、心配ではありますが、
これから雑草取りに励みたいと思います。
もしうまくいけば、サツマイモデニッシュとか売り出してみたい(大学芋をデニッシュに載せる)。
きっとうまいだろうなあ。


イモの葉の間からたくさんの雑草が見えてますね。やばいやばい。この折々帳に載せたからには、結果を公表しなくてはならないでしょう。
秋が楽しみ(心配)です。