つながる未来への模索

どうなるか不安で、報告は遠慮していました。「未来へつながる工事スタート」とのInfoをアップしましたが、その続きです。オニパンの水は、塚原の湧水で作られています。とても美味しく、この16年、蛇口から出る水を当たり前のように使用してきました。空のペットボトルに水を入れ、どこへ行くときもそれを携帯。パンを作るときもふんだんに水を使って来ました。

第2工房を作ろうと思ったとき、市水道を使うことに若干のためらいがありました。もしも、美味しい水が出るのならば、掘削したらどうか・・・。しかし、不安がつきまといます。塚原でもいい水が出るとは限らないからです。塚原温泉に近いリックスプリングバレー方面は、鉄分が多い水が出て、だめだとか。私が住む黒笠木地区もいい水は出ないとの話しも昔から住む人が言っているとか。しかし、ログ村では多少鉄分があるものの、美味しい水が出たとか。

私は、よく立石山に登ってきましたが、そこから続く谷が第2工房予定地まで続いています。大雨のときは川が出現。普段は涸れ川です。立石山方面も山が深く、そこに蓄えられた水が地下に流れてきているような・・・素人の想像ではあるのだけれど、そこにかけてみたい気も起こりました。ログ村の続きのこの土地であれば、きっと水は使えるはず。一縷の望みで、賭けてみようと。

工事は結構短期間です。2週間くらい。地下70メートルくらい掘削予定。30メートル前後で、困難な状況も出ましたが、なんとかその後工事は進行し、60メートルあたりで豊富な水脈にあたりました。

毎分100リットルの地下水が出ます。

最初の検査の時少し鉄分が出ていて、ぁ~残念だとの思い。飲めるのだけれど、そこまで美味しくはないのでは。そのまま、別府店へ仕事へ。そして夕方、別府店が終了する頃に、会社の方から、息ようようと話しかけてくる電話が。「鉄分も、マンガンもほぼ検出されない状況となりました!」

何か、信じられないような気持ちになりました。この土地は、いろいろと私たちに勇気や夢を与えてくれるなあ。今までも色々とあったので余計そんな気持ちになるのですが。水は大切。おいしい大切な水を掘り当てられたというのは、未来に続く宝物を手に入れたような気になりました。先ずは報告を。