人生の選択?

昨日懐かしい知人がオニパンカフェにやってきた。大阪時代の知人で20歳の女性、Tさん。運動が好きで、優しく、正義感にあふれる人。、就職が決まって、叔父さん、叔母さんとともにその報告も兼ねての来店だった。厳しい試験を制して、自衛官への採用が決まったとのこと。彼女は、警察官、消防隊員なども含め、過酷な仕事を通じて人のためになれたらと考え、何度も採用試験に挑戦してきた。私のような軟弱な者にはちょっと考えられない選択でもある。おめでとう!よかったね、Tさん!彼女も嬉しそうにしていたもののちょっと不安げな表情。叔父さんが「実は、4か月の研修があり、その内容を撮ったビデオを観て、自信をなくしているんです。」と、代弁。4か月の研修(試練)の間に、就職を辞める人も多いとか。彼女は、多くを語らなかったが、その心、想像するに有り余るものがある。パン屋の修行の厳しさを引き合いに出すのには、少々滑稽さを感じたものの、私としても、何とか励まそうと話してみた。
今日、お店にやってきた近所の19歳のお嬢さん。Aさんは、最近保育所の実習に行ったそうだ。実習の厳しさや喜びを生き生きと話していた。来年は、設定保育があるとのこと。子どもたちに対し、どんな保育を実践するのか、自分自身で考えてするとのこと。年長さんぐらいになると、下手をすると、舐められる。これも、それなりに、なかなか大変だぞ。
さらに今日のこと。お手伝いに来ているめいちゃん。将来は教員を目指している。めいちゃんがこんなことを言う。「仕事をしていて、とても悩んでしまう時、どうしたらいいのか・・・。」「やめないで、続けて行くのがいいのか。でも、悩みを抱え、気が滅入り、暗い状態で人生を過ごすのは・・・。でもやめてしまうのもどうかと・・・・。」めいちゃんが突然こんな話を出すのは、それなりに授業とか、マスコミの情報とかで考えざるを得ない環境があるからなのだろう。
この二日間、偶然、遭遇した若者の人生(将来)に対する不安。生きている限り、時代が変わっても、若者は全て、人生の選択?(生き方)に悩み、生きざまを模索する。悩む若者を目の当たりにして、ちっと緩んだ中高年的気持ちも、新鮮な若者の息使いを思い出してくる。(嗚呼、こんな時代が、あった!)