大仏温泉2周年へ 思い出巡る北高架へも 

野口町の大仏温泉が2周年。高校時代の同級生である山村さんが開いた温泉であり、招待状まで来たので駆けつけねばと本日移動販売のあと立ち寄る。

本日は休館日。しかし私が木曜日でないと2周年記念日週間に行けないとのことで特別に温泉を開けてくれた。ありがたいにつきる。泉質は最高。メタケイ酸が豊富で、肌がツルツル!ぬるめに調節して、疲労が抜けていく。こんな昼間から至福のひととき。

約束した時間が3時だった。しかし移動販売が終わったのは1時半。それまでの間をどうしようとたどり着いたのがオニパンが以前営業していた北高架商店街。

ここで5年間営業した。懐かしの商店街だ。中に入る。

思い出がよみがえる。オニパン別府店。いろいろあったなあ~。そして何よりもこの北高架商店街の個性的な仲間たち!

裏側の入り口(正面入り口の反対側)。十五万石があったなあ。気さくな夫婦。よくお邪魔し食べたよなあ。女将さんは突然亡くなり、旦那さんも病気がちで・・・。今日行ったら、お店はなかった。そしてその向かいの「レントレック」(レンタルレコードのお店)もなくなっている。オーナーの日名子さんとはよくおしゃべりした。北高架商店街のオピニオンリーダーだった。

北高架で今も頑張って営業しているオンテナさん。

デザイナーで服飾家。オニパンにもよく来てくれて、今でも親しく交流している。みなさん本当に個性的でそれぞれの生き方を追求している。しかしお店が減っていって寂しい。

そんな感慨に浸りながらその近辺を歩いていると、遠くから手を振る人が・・・・。あっ、あれ~!!なんと南駅市場のオニパン前で営業していた洗濯工房の看板娘さんだ!佐藤美智子さん。

彼女の洗濯工房も店を閉じて一年半くらい。それくらい会っていない。彼女は私が北高架に停めていたオニパン移動販売車を見かけて、この近辺を探し回っていたとのこと。そして偶然めぐりあったのだ。話弾むひととき。

この過ぎていった9年の時間の思い出が、大仏温泉の待ち時間1時間で巡り巡る。温かな人と人との共有したひととき。その時間の尊さが温泉の湯のように肌に浸み入ってくる。