塚原高原まつり&和太鼓

8月29日は塚原高原まつりだった。オニパンも出店した。さすがお祭りはすごい。人がたくさんいると、必然的にパンもどんどん売れていき、6時半には早完売だった。その後、ステージの鑑賞に力を入れた。スルーザブレイクというグループは今年の注目株だそうだ。メロディ、歌唱力、パフォーマンス、どれをとっても一流で、今年ブレイクするだろうと思わせるものがあった。
トリは湯布院源流太鼓。昨年よりも引き込まれて、最後まで席を立つことができなかった。ゲストの奏者が本当にすごい打ち手で、大太鼓に一人向かって打つだけで、ゾクゾク来るものがあった。本物とはこういうことなのだと思った。
実は、私も昔、和太鼓の奏者だった。昔というとえらい前のことのように聞こえるが、最後の舞台は9年前。2000年だったと思う。29歳の時プロの和太鼓集団の研究生になり、30歳で「どっこい」という和太鼓サークルを仲間とともに立ち上げた。それから、10年は和太鼓に没頭。それから、中心メンバーではなく脇でサークルを支えた。私がサークルをやめてからも、「どっこい」を引っ張ってきたメンバーたちは、相変わらずがんばっている。自己満足ではなく、地域や働く仲間、学校・園など様々に貢献している。  今年の5月、結成25周年記念公演を取り組んだ。私にも来てほしいと依頼があった。悲しいかな日曜日に、パン屋を閉めて大阪まで行くこともできず、代わりにパンを大量に送って許していただいた。8月に入って、その公演のDVDが送られてきた。1000人もの観客を動員して、見事に公演を成功させていた。始めること以上に続けることは大変なこと。どっこいのメンバーには本当に頭が下がる。蛇足だが、下の写真は、あの有名な「鬼太鼓座(おんでこざ)」とのジョイントコンサート。ラストに、何と私が大太鼓を打つことに。アドリブで叩いたが、1100人の観客がドーッと大拍手!体に電気が走り、私もしびれてしまった。思えば、あの瞬間が私の和太鼓人生のクライマックスだったんだと思う。

「どっこい」生きている!どんな困難にも、「どっこい」負けないぞ!こんな気持ちで命名したのだが、実際は失敗しそうで「おっとどっこい」、はーしんど「どっこいしょ」って感じでしたな。でも、一生の仲間を得られた太鼓・民舞サークル「どっこい」でした。

 

舞台正面のやぐらの上に立ち、周りの方々が私のリズムを支え盛り上げてくれる。何と心地よかったことか。オンデコ座の立派な太鼓に触れただけでも、一生の思い出になる。