本日のバゲット、新スタッフ・マサ君が

作りました!彼は長年大企業で働いてきたバリバリの転向組です。パンへの思いが捨てきれず、一念発起パン職人の道を選びました。ええ、その年で~(年齢は明らかにしませんがそんなに年じゃないよ)と普通は思われるかも。しかし、私から見れば、十分若い。私なんか50代からパン職人ですからね。

バゲットはとてもむずかしいと思います。フランスパンはほんとむずかしい。発酵から含めて非常に繊細なパンです。オニパンではフランスは私の担当みたいな感じで、今までずっと一人でやってきました。決して私の牙城みたいな気持ちでやってたわけではなくて、ただ清家さんはデニッシュ、川野さんはその他諸々のパン作りで忙しく、だから私がフランスみたいな感じ。

マサ君にはオニパンで働き出したはじめからバゲットづくりを体験してもらっています。普通の新米パン職人からすればチョー贅沢な話。フランスパンはなかなか触らせてもらえませんから。パン教室でいえば、毎週バゲットを一年以上作ってきた感じですか。当然うまくなるはずです。

このバゲット、成形だけでなくクープ入れやスリップピールを使っての窯入れもマサ君が。私は全くやっていません。彼一人で仕上げました。独り立ちですね。クープに彼の性格が表れています。ていねいです。

このように毎回うまくいくとは限りません。基本は発酵です。1次発酵がうまくいけば、その後の手立てはほぼなんとかなります。それをマスターするのはまだまだ先の話。マサ君がんばってくださいね。わたしもまだまだ修行中。