オニパン＆つかはらinfo

「ワインの友セット」は、店頭に並べているのではなく、予約注文で、製造する商品です。ホームページをご覧いただいたお客様たちから、２つの注文が入りました。ワインをおいしくいただくために、ワインに合うパンや、燻製チーズ・ベーコンなども入れたパン屋らしからぬセット商品です。上の写真は、その中の一つ、「フルートラール」の成形途中の写真。中に自家製ベーコン、プロセスチーズ、自家製マスタードが入っています。成形後、黒胡椒をふりかけます。とてもスパイシーな逸品。パーティーや自分へのご褒美として、少しリッチな「ワインの友セット」いかがでしょうか。

餡子は二日かけてつくります。オニパンの餡子は、北海道産の小豆、砂糖２種類、塩、お酒が原材料。それ以外は何もいれていません。作り方で気をつけているのは、じっくり時間をかけて煮ること。それとしっかり捏ねること。作り始めたころ（８年近く前）は、水っぽかったり、灰汁が舌に残ったりして、上手にできませんでした。現在は自分でもおいしい（自画自賛か）と思います。甘すぎず、小豆の旨みがしっかり味わえます。どちらかというと素朴な感じか。この餡子１回に大量に作るのですが、なくなるのも早い。いろんなパンに使いますからね。あんこパン、玄米あんぱん、白黒、アンデニッシュ、。そしてもうじき始まる「アイスパン」にも。オニパンにとって餡子はとても大切なフィリングです。

チーズは２回スモークします。これは一回目が終わった段階です。「ワインの友セット」の注文が二つ入りました。スモークチーズが切れかかっていたので、急きょ朝からスモークチーズ作りが始まりました。合わせて、ベーコンも切れかけなのでこの後ベーコンのスモークも始めます。今こんな状態で干しています。今日で３日目。ただし昼は暑くなるので、冷蔵庫の中で干します。昨年、外で干していたら、ちょっと味に変化が出てきました。この風干に入る前に、６日ほど塩漬けして、その後１４時間流し水で塩抜きをしています。出来上がるまでに、結構な日にちがかかるベーコンです。このベーコンは、ベーコンポテトフランス、ベーコンサンド、ベーコンエピ、フルートラールに使います。そして、「ワインの友セット」にベーコンのブロックを入れています。

リーちゃんは、由布院の卵屋さん「河野養鶏」からもらわれてきた野良猫です。野良といっても、生まれて２か月くらいだったと思うので、ほとんどがオニパンのお家で育ってきた坊ちゃん。見た目がかわいくて、初めは雌猫とのオッチャンの言葉を信じて、「リリー」と名付けました。体が弱くて、他の猫にかまれて、死にそうになり、動物病院へ。あと半年の命と宣告。しかもメスではなくオスと判明。しかしリーちゃんは、死線をさまよいつつ、乗り越え生還。以後だんだん体も大きく強くなってきました。そんなリーは、現在狩りの名人になりつつある。捕えてきたものは、最初は虫、蛾。食べていましたね。そのうち、トカゲ、カエル。それからモグラ、ネズミ、鳥。最大の獲物は、キジの若鳥。つい３日前に子ネズミ。そして今日、いましがた、小鳥。ひとしきり遊んでいました。その後、食べてしまいました。すごいね、やはりハンノラだ。オニパンでは５年以上、ネズミの害に悩まされ続けてきました。電線は切られる、材料は食い散らされる。壁にたくさん穴をあけられる。天井裏で大運動会。あの手この手で、戦ってきましたが、何せ相手は数が多すぎる。お手上げ状態のもとに、リーちゃんがもらわれてきたのです。リーのみの軽さはすごいです。そして、最近も狩りをする様子を見かけましたが、じーっと動かず気配を消している。その時間１時間～２時間。よく耐えるものです。近頃の遊び場の一つが天井裏。どこへでも行きます。ネズミも恐怖でしょう。最近は姿を見せません。

昨日カレーパン試食しました。できたてのカレーパン、とてもスパイシーでおいしかった！毎日カレーをつくるわけではないので、やはり新しいうちがおいしい。今日、明日のカレーパンは、かなりおいしいだろう。これを読んだ方、カレーパンでお待ちしております。