巧言令色少なし仁 みたいな

今日は日曜日で晴れ、しかし暑い。この暑さが曲者だが、たぶんお客様は多いのではと思う。早く仕事にかからねば。でも、書きたいことがたくさんある。私の心は、何かしっとりと満たされ、心地よい。それは、人の温かさに触れたり、人の真摯な姿を知ったときにわいてくる感情からか。

以前より水漏れして困っていた水道の混合栓。自分なりにやってみていたが、なかなかうまくいかず。研修生としてきている畑中君が、言葉少なに、ちょっと考えてみますと言ってくれた。それから2週間が過ぎた。やっぱり無理なんだろうなと思っていた。しかし、道具や材料をもってきて、昨日仕事が終わってからやり始める。どうなるのだろう。

すごい!水漏れは止まり。そして見てくださいこのレーザービームのような水流。嬉しかった!!

昨日の昼間のこと。これも前述の件につながるドラマ。ず~っと自転車がパンクして困っていた。ユーチューブを見てある程度できるのはわかっていたが、なかなか自分で行動するまでに至ってなかった。いろいろと気になることがあると、自転車までたどり着けなかったり、わからないことをするには一定のエネルギーが必要となり・・・。でも、重たい25年前の自転車での毎週のトレーニングは若干嫌だなあと思いながらも。サイクリストの白黒さんがオニパンに立ち寄り、飲食の後買えり間際に軽く一言。「マスター自転車パンクしてるんだって。」

あっという間にパンクを直して、空気圧のアドバイス。うれし~!!

自分では簡単にできなくて、でも不便を感じていることを言葉少なに相手のために行動できることは、困っている人にどれだけ嬉しいことか。

この間、言葉巧みに自分のすごさややっていることを自慢げに言う人に出会うこと多し。しかし、その人たちの言うことを信頼して、馬鹿を見ることも多し。

「巧言令色少なし仁」という格言を思い出した。

逆に「言葉少なし仁多し」という格言を言いたくなる。

そして今朝の仕事中にスタッフの清家さんの仕事ぶりを見て又思った。清家さんは言葉少なし。しかし、いろいろと考えてやっているなあ。ドーコンが混雑して成形したアイテムが入れられなく、2次発酵ができない状況を上手に潜り抜けていた。

この番重の下の段には成型し終わったアイテムが並べられていて、乾燥しないように注意しているわけだ。普通だったら、天板に並べるわけだけれど。こうすれば、場を持たせることができる。こんなやり方今までオニパンでしたことがなかった。私はたまたまそれを発見。うなってしまった。