曇りです。昨夜はあまり寝心地が良くなく、4時間しか寝ていません。年甲斐もなく、今の世情に興奮しているのか。ママに頼まれて、ラップとクロメ納豆(大分名産)を買いに行くと、トイレットペーパーなど紙類が全くなくなっている棚を発見。レジの方に聞くと「二日前くらいからたくさん買う人が出てきました」とのこと。トイレットペーパーがなくなるというのはデマです、と貼り紙が。恐ろしいですね、こんなにも簡単にデマが人を煽れるなんて!情報社会は、一転、フェイクに踊らされる社会になるなあ。戦前のように、意図をもって情報操作できそう。しっかり事実を見つめ、冷静に行動しなければ、こええ(大分弁)世界になるぞ。

 どうもはやりの言葉で言うと、ファクトチェック(真偽検証)っていうんだそうで。事実を積み上げることが大切ですね。そういう意味では、パン屋の仕事もファクトチェックが基本。ママが最近作ったお焼きを試食して、「これ、200円にした方がいいな」と私に言ってくる。「ポークとキャベツのバルサミコ煮」(中のフィリング)の味が薄いそうで、230円の価値がないと感じたようだ。おっと、私の心境に近づいたぜ!と思った。どういうことかというと、私は、一回で目指す味に到達するとは全く思っていない。だから、何度も試作を繰り返している。だから、新作の場合バージョン3とかいって、売り出している。たいていが、5回以上は試作を繰り返す。要するにファクトチェックの積み上げ。それで、真実(目標)に近づいていくわけだ。ママは次回のお焼きの味を変えるようだ。お楽しみに。