曇り 今週も最終日。紅葉シーズンのおかげか、今週はたくさんのお客様に感謝いたします。それにしても、刺激的な一週間でした。小麦の播種、それにかかわっての「粉工房うさ」の社長さんとのやりとり。その結果、今日別府トキワに「きな粉パン」の出品。粉工房うさの社長さんのスピード感は半端ない。クロダマル(黒大豆)のきな粉をいただいたときに交わした言葉から、翌日はトキワに出店という運びになるとは。とにかく、以前より作りた~いと思っていたきな粉パンがこんな形で実現できたとは嬉しすぎる話です。

 だいぶ端折って書いたので、状況がわかりにくいとは思いますが・・・。先ず、クロダマルというのは、高級な大豆のことです。その黒大豆を使って作ったのがこのきな粉。色が、普通のきな粉と比べると、黒ずんでいますね。価格は2倍します。社長は実業家です。本来は農家の方です。6次産業をやっていて、生産から商品化まで手掛けていて、クロダマルの羊羹や餅粉のういろう、米粉パスタなどアイデアを駆使して商品を作っています。きな粉を作っているので、私がパン小麦の製粉で訪れたのをきっかけに、「きな粉パンをつくって売ったら」と話を持ち掛けたのでしょう。私の方は話半分で聞いていました。すると、翌日、「どう、きな粉パンできた?」との電話。驚きました。たまたま試作品を作ろうとしていたので、「今から作ろうと思っているところ」と電話を切りました。作ったのがこの写真のもの。食べると、なんと、おいし~い!のです。社長のアドバイスもあり、その通りにして作りました。温度低めの油で焼いて、きな粉をつけました。パン生地はメロンパンなどの生地。まず、白焼きで195度8分。そのあと油で焼いてきな粉をまぶしました。パン生地がとても柔らかくおいしい。そしてクロダマルのきな粉が深い味わいでおいしい。生まれて初めてのきな粉パンとしてはかなりグッドです。学校給食で「きな粉の揚げパン」が一番好きでした。多分多くの方が大好きなはず。しかし、オニパンでは油控えめで、フライヤーの設備もないし、揚げパンは今までしたことがありません。カレーパンも焼きカレーパンだし。しかし、油少な目で焼いたこのきな粉パンなら、すぐできるし。これから、きな粉パンの新メニューも実現できそうです。