晴れ 晴れの日曜日、気持ちよいですね。パンを作っている工房に、明るい朝日のシャワーが降り注いできます。私は、思わず手を休めて、光に向かって手を合わせます。不思議ですね、しかし手を合わせたくなるんです。

 また物置のお話。昨日は、雨模様の一日でした。夕方も雨が降りました。我が家の三平君は朝夕の散歩の時間になると、吠えて散歩をを要求します。しつこく吠えます。声も馬鹿でかく、かなり遠くまで聞こえているそうです。近所迷惑な鳴き声なのです。散歩の要求は仕方がないとして、それ以外に吠えるときは、叱っています。

昨日は、散歩のあとも、しつこく吠えていました。注意してもしばらくするとまた吠え出します。だいたい、近くに猫がいたり、シカが出てくると吠えるわけで、それ以外といえば車が通るときとか・・・。だから、猫もシカもいないのになぜしつこく吠えるのか、こちらとしても甘えて吠えているのかなと思ったり。これ以上吠え続けられても近所迷惑だなと、厳しく注意。怒られるのが嫌で怖いと思ってか、犬小屋に引きこもる三平。もう、リードを持って、引きずりだし、大げさに怒り、けつの所を蹴飛ばす私。三平はこりゃあ大変だ、マジに主人が怒っているとビビる。しばらく静か。しかし、10分ぐらいしてまた吠え出す。どうしもんだか。雨が降っているので、声は遠くへは届かないだろうけど。

ママが、三ちゃんの犬小屋濡れてるんとちゃう?という。私はだからどうしたって思う。三平は冬の冷たい雨でも、平気で濡れて散歩するのだ。こんな雨ぐらいどうってことないはずだ。ママは、あんたの作った犬小屋、傾いてるし、とさらに付け足す。そして、行って、濡れてないか確かめてきたらと言い出す。なんで、俺が確かめに行かんとイケナイの。まあ、いいか、と見に行く。

三平のハウスは、はっきり言って、戦後のバラックみたいな感じの家。雨が入らないように作っているが、雨に濡れた三平が出たり入ったりしてるうちに、ハウスの床のわずかな毛布も濡れている。三平自身も体が濡れている。物置にでも、試しに入れてみるか。物置なら、鳴き声も近所に聞こえにくいだろうし。

物置に入れて、体をふいてやった。そして、タオルケットを四つ折りにして、布団代わりに敷いてみた。

その後、三平は、全く吠えず、朝まで静かに寝ていた。そうなのか、つらかったんだな。ちゃんと訳があるんだ。当たり前のことに気が付かず、叱ってばかりいた自分を反省。ママはさすがだ。自分で動けばさらにさすがなんだが。

物置が役に立っている!うれしい!

そんなことを考えた日曜日の朝。今日は、発酵の調子も良く、すべてのパンがおいしく焼けてますよ!黒豆食パンもありますよ。どんどんいらっしゃいませ!