ママと話し合いながら子育てをしているわけですが、なにしろ元気が良くて、マンマをあげるときでも、飛び跳ねていっこうにじっとしない。散歩に行くときでも、吠えまくって、喜びを表現する。とにかく元気(はげしい)。人にはやさしくて、その態度の違いに驚かされる。もう時効だろうから言うけれど、我が愛するオニパンのマリちゃんとアキちゃんは、三平の餌食となって天国へ。ママは泣きながら三平を責めたが、三平はママが抱きかかえるマリちゃんの遺骸にとびかかってくる。それは、大変な状況でした。亡くなったコーちゃんに対しても大変でした。とにかく他の動物に対して、食に対して、なんていうか本能が抑えられない子なのです。かわいい眼をして、人懐っこいのに。猟犬でデビューすれば、すごいだろうな。しかし、オニパンの犬として家族として暮らしていくわけで。毎日しつけ、子育てに苦労しています。その三平君に少しずつ変化が出てきているのも確かなことで。昨日は、私の言いつけを守り、マンマを食べるとき頑張ってくれました。周りを飛び跳ねて、うるさいので、ハウスしておとなしく待つというのがマンマ時の三平君の目標でしたが、昨日ついにできました。
うまくできたのには訳がありました。その前日、マンマの時、三平は待てができなくて、私の持っていたマンマのお皿からパクリと一口食べてしまいました。「何やってんねん、そんなことも我慢できなくてどうすんじゃい。今日は、マンマはなしじゃ。」と言い捨て、わざとらしく、お皿を持って家の中へ。三平はキャインキャイン言ってましたが、私は振り返って、「バカたれが、お前が父ちゃんの言いつけ守らんからそうなったんじゃろうが、黙ってハウスしとけ!」 三平は、黙ってハウスしました。
今までも、毎日、指導はしていたのですが、三平は私の様子を見ながら、少しずつ自分の我を通そうとしてきます。座れといっても、なかなか座らないとか、ハウスと言ってもハウスから前足だけは出していたりとか。私はその前足をハウスの中に押し込んだり・・・。三平はそれでも前足を出そうとしたり。
昨日は、私がマンマの準備をしているときもハウスの中で黙って待っていました。マンマのお皿をハウスの前に置くときも、なんと三平はハウスの中の方に入って、お座りをしています。足や口はぶるぶると震え、食べたいのを我慢しているのがよくわかりました。私が「よし」と言うと、いつものようにガッツガッツと食べ始めました。「三ちゃん!すごい~!えらいで~!」私は、体をなでまわし、顔に頬ずりしてあげました。嬉しかった!!
三平は賢いです。ちゃんと、前日のマンマ取り上げを覚えていたのです。三平が私たちと共存できるためには、ちょいと本能には我慢をしてもらわねばなりません。昨日はその可能性に一条の光が見えた。ささやかなことですが、幸せな気持ちになれた一日でした。
俳句を書くのを忘れてました。
身がしまる朝の大気や春浅し
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