卸(おろし)が増えてきました。15年近く前に、玉ノ湯という湯布院では御三家の老舗旅館より、「食パンを卸してください」との依頼があったとき、飛び上がるほどの喜びを味わったことを覚えています。玉ノ湯に食パンを卸していると言うことは、私にとって、オニパンにとって、世間から認められた社会人のような、パン屋として一人前になったような気分に浸りました。

最近、卸も増えて、経営的にはとても助かっています。それでも、もっと増えたらいいなと思っています。宿やレストラン、カフェにとってもパンは必需品でしょう。しかしオニパンのような辺鄙で小さなお店に来るお客様だけを相手にしてはパン屋としてやっていけない。そこでお互いが密接に関わり合うことで、現在のようなインバウンドで賑わう恩恵をオニパンでも享受できるのはとてもありがたいことです。おろしをやっていなければ、塚原に来る国内のリピーターさんだけではやっていけない。本当に、塚原は知られていないので、インバウンドのお客さんはまれなのです。おろしを通じて、現在の日本の状況が伝わってくる。おろしの量が増えています!!

本日のバゲットの一部。これは、マサ君作。きれいですね。

バゲットは今までほぼ店売りのわずかな量だけでしたが、最近多いときは10数本焼きます。

これも大量。

ゆふいんバーガーハウスのバンズ。日々50~80近くの数。バーガーの社長も大変なことだろうなあ。

(Infoをアップする時間が遅くなったり、出せなかったりで申し訳ありません。最近、忙しすぎる。)