甘夏を求めて~佐賀関へのショートトリップ

本日移動販売(6月17日) 豊海4丁目九州環境管理株11:50~12:20 ROOTS HAIR駐車場12:30~13:20 城南東町5組山本様駐車場14:00~14:30 

18日 12:00~12:30 OBS駐車場 13:30~14:30森町836 空き地

甘夏のおいしさに目覚めた私。いろいろ調べると、もう甘夏の時期も終わり。そんなことみんな知っているのかも。夏のパンを考えながらたどり着いた甘夏なのに、残念。そこで、缶詰を思いつく。2種類ほど取り寄せた。とても高価。なのに、それほどの苦みもなく。あのほろ苦さが、夏に向いているのに。ママがお店で手に入れた甘夏の袋に宣伝の紙が入っていた。

裏に「佐賀関加工グループ 代表 都紀三子」と載っている。電話番号も!

恐る恐る電話してみた。「甘夏、まだありますか。パン屋ですけど。」すると最後の甘夏を3日前にとって、冷蔵庫にとっているとのこと。即、ください!と申し出て、水曜日に佐賀関へ。

佐賀関と言えば、私にとって、ママの実家の愛媛への橋渡しとなる佐賀関フェリーがなじみ深い。幾度となくフェリー乗り場へ来た。しかし別府方面からこの先へは行ったことがない。どんなところなのか、佐賀関。これは業務を兼ねた小旅行だなあ。楽しまなくっちゃ!

フェリー乗り場を過ぎてしばらく行くと、ミカンの直売所が。いろいろなミカンを販売している。しかも一年中らしい。とても素敵な女性がいろいろとミカンについて教えてくれた。そしてたくさん試食させてくれる。

甘夏に近い甘みと苦みということで、サンフルーツを購入。勉強になったな。

さて、美しい海岸線を進んでいく。ついカメラを構えたくなる景色。

この小さな船着き場の前に、小さな加工工場があった。

社長が待ってました。社長は、とても元気のよい、86歳の女性。海にかかわって、クロメの採集や加工、甘夏の加工などずっとやってきた方。仕事に誇りと情熱を持っている。由布院からパン屋がやってくるというので、気にかけて待っていてくださった。ちょっと考えられないほどの量を分けてくださった。尋ねるとミカンの皮のむき方も教えてくださった。本当に親切な方。いっぺんでファンになった。このミカンは、雨が降っているときにとったので少し水っぽいとか、これは晴れた時だから、甘みが強いとか説明してくれる。食べると、最後の甘夏と言っていたが、とてもみずみずしくおいしい!

甘夏はこんな風に鉄の包丁で全体をむく。そして皮をはぐ。ステンレスは滑るからダメと言っていた。帰りに刃物屋によって、同じ包丁を購入した。

さてさて、まさかこんな風に甘夏に深まっていくとは思いもよらなかった。来年から、甘夏シリーズがとても充実したものになる。来年からお世話になることに。佐賀関は愛媛の三崎などと同じような地形。ミカン栽培に適しているのだと風景を見ながら感じた。愛媛に負けないミカンを作っているのだ。

行きしに気になった「関アジ関サバ館」へ立ち寄る。海を見ながら「りゅうきゅう丼」を食す。りゅうきゅうは出汁につけているが、その他のメニューは注文を受けて捌くので、時間がかかるとのこと。新鮮ですなあ。

甘夏ソフトも購入。おいしい!甘夏が少し入っていた。夏はやっぱり甘夏ですなあ。

大きな甘夏。15キロくらいあるかな。冷蔵庫に入れておけば持つそうだ。早めに処理して、作れるだけ甘夏デニッシュをつくろう。ありがとうございます、都社長。来年もよろしくお願いします。お体を大事に。