贈り物

大阪の友人より贈り物があった。以前にも書いたことがある、縄文研究家の方。彼は、縄文時代の遺物に興味を持ち始めた動機を私に話してくれたことがある。

縄文時代に生きた人々は古代の未発展の文化や認識を持ち合わせたという固定観念では解明すること出来ない芸術性、発想の豊かさを持っている。むしろ、現代以上の自由な感性、人間性を持っていたのではないか。そして、それを担保する暮らしの余裕、食の豊かさ、共同体としての連帯感・つながり等々。

元々暮らしていた縄文人を追いやったのが中国大陸の方から移り住んできた弥生人。彼は、縄文の時代が続いていればもっと変わった日本になっていた。弥生人憎し!とまで言わせるほど、縄文人を愛してやまない人。

その彼は、縄文土器のレプリカを数多く作ってきた。そして、それに飽き足らず、そのレプリカを応用した暮らしの備品を作り送ってきた。

縄文時代の竪穴式住居。

これは、何か。ばらすとこうなる。

香をを焚くように出来ている。さらに、蚊取り線香を焚くことも出来る道具。

カレーなどを盛ることが出来るお皿。

これは、タレやミルクなどを入れる器。

ほかにもまだまだある。

それぞれ、出土した有名な土器などをレプリカした生活雑貨に工夫。

これを普段使いしていたら、縄文人化していきそうな。少しは、縄文人のように豊かになれるだろうか。