この休日(火・水)は、久々に文化的な時間に浸った。慌ただしく、仕事の日々。仕事を離れて、好きな演劇や音楽に時を使う。なかなか気がそちらに向かないのは、当面の目先のことで追われるからだろう。自由な時間を自分で使えるような暮らしぶり、それが人間らしいのだろうに。
火曜日は、市民劇場
汚い映像でごめんなさい。しわくちゃな市民劇場のパンフしかネタがなくて。「しゃぼん玉」という劇。観劇しながら、ぁ~この劇は以前観た映画なのだ!と気がついた。そうそう、林遣都主演、市原悦子がばあちゃん役。とてもいい映画だった!市民劇場の「しゃぼん玉」も、とても素敵な劇だった。ばあちゃんは佐々木愛!あの佐々木愛がこんなに年をとって!89歳のばあちゃん。すごい演技。あの佐々木愛っていっても、ピンとくる方は相当ご年配か。NHK朝ドラ「おはなはん」1966年。現在81歳。
人生いつからだってやり直せる。人を変えるのはその人を思う愛。やさぐれた青年の心を変えた人と労働と自然、村。直木賞受賞作品を元にしたヒューマンドラマ。
さて、お久の市民劇場で心を潤し、翌日は知人(行きつけの歯医者さん)のコンサートへ。尺八の奏者。本来デュオの演奏は琴らしいが、今回はピアノと共演。その共演者は、オニパンソングを演奏してくれた米田さん。そんな親しいお二人のコンサートなので二の句もなく参加。
尺八のイメージとはほど遠い、洒落た音と演奏に驚く。なんというのか、クラリネットとフルートとオカリナを混ぜたような深く落ち着いた音色でゆったりと時には激しく演奏する。
尺八には5つの穴があり、それだけであらゆる音階の音を出すことが出来る。私は以前篠笛の練習をしたことがあり、その時音を出す難しさを嫌になるほど味わった。尺八はさらに少ない穴の数なのだから、相当むずかしいのだと容易に想像できる。彼は、演奏曲(イタリアのタンゴ)でどうしても出ない半音を出すために座って演奏した。それは、座って、尺八の先の穴を置いた板にあてることでその音階を出すためだと言っていた。すごい!そんなことが出来るなんて。そしてそれを見つけ出したことにも。
二日間、とてもいいひとときを味わったなあ。ちなみに、その会場となったのは、わらび野という宿が経営する「ある風景」というカフェ。こんなカフェがあるとは全く知らなかった。
営業時間 11:30〜16:00
定休日 火・水・木(※木は予約販売受取のみ)
(※祝祭日は営業します)