晴れ 8度 あったかく感じます。気温の変化する時期は、仕込みの水やドーコンの設定温度の調整が必要となります。昨日は水8度、ドーコンを23度設定で生地を仕込みました。しかし、心配になって夜の10時に温度を22度へ。それから寝たのですが、夜中にまた心配になってきて、朝の4時に確認すると生地がいい状態に発酵していました。

DSCN5726[1] 窓があるような機会がドーコン。正確にはドウコンディショナー。ドウとは生地のこと。このドーコンは優れもので、温かくするだけでなく低温冷蔵冷凍までできます。

オニパンでは現在「働き方改革」を実践中。給料を上げるのはボチボチなので、せめて労働時間を技術力やパン作りの研究などで短縮していこうと模索中です。生地がどの程度まで冷蔵にたえるかとか、発酵温度の調整とか、成形の方法をどうすれば早く仕上がるかなど。

以前一人でパン作りをやっていたときは、朝2時より仕事をはじめ終了は夜の8時過ぎ。その間休憩は30分。まさにブラック地獄。これは、開店より5か月目で破綻。私の体に異変が。

従業員さんを雇うようになってからはほぼ朝の4時から夜の7時ごろまで。休憩はやはり30分くらいかな。それでも労働時間は14時間以上。従業員さんの方は(ひろちゃん)13~14時間だった。二人体制(清家さん、坂口君)になって、多少緩和。朝の4時半から夕方5時~6時くらいまで。12~13時間くらいかな。私の目標は労働時間12時間は夢は10時間だった。これがパン屋の実体。

しかしこの間の働き方改革で朝の出勤が遅くなった。お店の営業時間を30分遅らせ10時半に。これは助かる。閉店時間を16時に。そして、清家さん川野さんの技術力の向上も大きい。朝の出勤はパン屋としては異例、早いときで5時(週に1回)、遅いときで6時半。これによって、従業員さんの労働時間は長いときで12時間、短いときで10時間となった。お休みは完全週休二日。私の労働時間も大幅に軽減されている。

持続可能な形態を目指して頑張ってきたが、オニパンの働き方改革は成功している。ただ問題は、売上等。売れないことにはお店自体がなくなり、働き方など言っておれなくなる。売上をアップし、お客様に喜んでいただける商品とサービス、そして働きやすい職場、それが実現出来たらなあと思う。インフルエンザの時に見た「陸王」の面白さ、すごさ、ああいうふうになれたらなあと思うが。。。。

俳句を作りだめ出来ているときは、朝のこの時間のロスが少なくなる。しかし、なかなか作りだめが出来ず・・・。弱音を吐くが、昨日で50句に到達したということで、今後は毎日というのはやめて、もっと勉強しながら少しずつ作ろうと思う。情けないが・・・・。今日は、俳句のきっかけとなった生まれて初めての句を紹介します。我が俳句の師匠「樫の木」(投稿ネームというのか)さんが、いつもいろいろと指導してくれるので、ここまで上達(笑)できたこと感謝しています。

ボンネットに残る足跡秋雨の夜

これは我が愛猫リーちゃんの死後、配達の帰りの秋雨の夜に、発見したリーの足跡を詠んだものです。

リーは車が好きでいつも私の車の上に乗っていました。きれいに洗車しておいたのですが、リーは死ぬ前に残された体力を使って大好きな車に飛び乗ったのでしょう。きれいな車の車体の一部何か汚れがあるので、よく見ると・・・猫の足跡。私は胸が詰まるような、鼻がクーッとくるような感じで。帰って、これは句にせねばと、書いてみました。