由布院 蛟龍窯

とある用事で、由布院の「蛟龍窯」(こうりゅうがま)さんの作業場へ立ち寄る。

Infoにも以前書いたのだが、蛟龍窯さんのコーヒーカップがとても素敵なのだ。そのカップでコーヒーを飲む至福のひととき。贅沢な時間だと思っている。

そういう話をご主人にすると、大変喜んでくれ、そこから思いがけない話に発展していった。

彼が湯布院に移り住んできたのは、私がオニパンを始めたときとほぼ重なる。この地(湯布院)を選んだのも、中谷健太郎さんたちが夢を持って湯布院のまちづくりをしていることに共感し、自然と歴史に魅了されて、ここで窯を始めようと思ったとのこと。そして自分が作る一つ一つの作品、この作品を通じて、倖せなひとときを共有できればとの思いを込めているという。

「林さん(蛟龍窯主催者)のカップは、とても造形が魅力で、カップの柄がとても握りやすい。そして軽くて、口触りがソフトで・・・」と感想を述べた。彼は、特に柄の部分は丁寧に作っていると話してくれた。「柄は手でつかむ所であり、そこが外れては困る。手をつなぐと言うことを意識しているので、柄はとても大事な箇所。」

林さんの作品への思いは、人と人が手をつなぐ、そんな世界になることを夢見ているとのこと。私はとてもショックを受けた。自分の作品をとおして、一貫したテーマで、祈りにもにた感じで、実践を続けている。彼はこんなことを言う。「オニパンさんもそうじゃないんですか。FBを見かけると、私と同じ思いを感じる。」エエッ!!

確かにそうだ。私もパンを通してみんなが輝けるそんな世の中になればなあ!と思ってきた。しかし最近は、経営が先に来て(当たり前だが)そういう思いがかすんでいたかも。

「SYMBIOSIS」と書いてある。この写真は、彼の個展の案内。その意味は「共生」。彼の願いはみんながともに生きていける幸せな空間、時間。ともに助け合う社会。アソシエーションとも言っていた。私と同じ思い。芸術家というのは、すごい。身を削り、突き詰めて、作品を作っている。そんな思いを込めて。

その話から、今の外国人への見方や平和が脅かされる今の現状、日本の方向性なども話がはずむ。とても有意義な時間となった。