「再会」・・・オータン 

アルコールを断たねば!と頑張っても数日経てば、(3日断ったのだから今日は良いか)なんてすぐ安易な方向へ。そして飲むと、それから毎日ビールを2本(350㎖缶)。あ~わかっちゃいるけどやめられない♫。そして、昨日はアルコールがない!冷蔵庫を探しても、保存庫を探しても、アルコールらしきものがない!(これって、依存症?)

片付けていない部屋の隅っこにもう10年以上置き去りにされた瓶がある。あ~あった!!

けったいなスタイルの瓶。色々書いてある中に、アルコール度数52%を見つけた。へ~こりゃきついなあ。開けてみる。

氷でオンザロック。ほ~!いけるなあ!!甘いフルーツっぽい香りもする。高りゃんの文字。これはトウモロコシらしい。その甘さがでてるのか。10年以上寝かせているから、味も変わっているのか。

おいしい!味わいながら、この酒を贈ってくれたオータンのことを思い出した。

オニパンがスタートして4年目くらいか。APUの学生がオニパンを助けてくれていた。タイ人のたっくん、中国人のコー君、リー君。そしてリー君の彼女だったオータン。この4人は特にいろいろな思い出がある。2年ほど働いてくれた。

別府で暮らしていた彼ら。リー君、オータンのシェアハウスに招かれたことがあった。そこで、リー君がつくる中国料理をふるまってくれた。

その時にうつした一枚。

左がたっくん。ママ。娘の麻子。私。オータン。そして右端がリー君。今とは違って、ゆるやかな仕事状況。私はめっちゃハードだったが、なにせそんなにパンを作っていなかったし(売れなかったし)、しごとものろかったし。

それから10年以上経過。オータンはリー君と大学4年のとき別れる。卒業式の時、オニパンにやってきて、ママと抱き合って泣いていた(リー君のことで)。彼女は2児のママになっている。彼氏のリー君も結婚して父親に。子どもを連れて数年前にオニパンに来てくれた。

そんな思い出に浸りながら、酒に浸る。おい、だいじょうぶかえ。依存症。