ため込んでいた朝ドラ「あんぱん」の録画を全て見終えた。歴史に残る名場面がたくさんあると言われるあんぱん。たしかにそうだった。
一人一人の登場人物は、すべて優しく暖かい。色々と個性はあるものの、その個性を暖かく捉えるシナリオ。作者の中園ミホさんの人間への、深い洞察力がなせる技なのだろう。
敵を数多く殺した妻夫木演じる八木。金糸勲章をもらう根拠は殺した数。八木が初めて語る体験は、妻夫木の演技力のすごさも手伝い、こちらまで体が震えた。涙が止まらなかった。
戦争が起こり、日本中の人間を巻き込み、温かなつながりを、憎しみや偏狭な人間関係に変え、一つの価値観に絞り込み、弱いものを嘲り、そして身近な人たちが死んでいく。何が良かったのか。何か良いことがあったのか。戦争を通して。
やなせたかしのアンパンマンに込められた「戦争とは何か」「人として本当に正しいこと」「正義とは」「逆転しない正義とは」・・・
どうすれば、傷ついた心、悲しみを抱えて生きていく人たちに向き合えるのか・・・
その答えを探してたどり着いたのが「アンパンマン」だったのだろう。

ノブちゃん、最高でした!本当に人の喜びを自分の幸せとして生きる女性。絶望に追いつかれないようなスピードで前に向かって走り抜く人。タカシがアンパンマンを生み出せたのはノブちゃんがいたからだよな。ほんと素敵だ。

タカシを巡る人たちの温かさと優しさ。心地よかった。今の日本がこうなればいいなあ。
こんなアンパンマンを見て感動していたら、大阪から暖かい贈り物が。

なんというタイミングなのだ。私の今奮闘していることへの、応援。たまるか~!


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