パネトーネ

クリスマスが近づいてくる。悩ましい。というのは、クリスマス用のシュトーレンがまだ商品化されていないからだ。作るぞ~!と昨年言ったことは忘れてはいないが、なかなかうまくできず、一年が過ぎてしまった。ところがこのクリスマスが近づいてくる時期、必ず注文が入ってくる。「パネトーネ」と。

もういわゆる、普通言われるパネトーネでもない商品になってしまった。「いわゆるパネトーネ、オニパン風」みたいな商品名でも出そうか。

しかし、リッチなパンというかお菓子というかケーキというか。どんどんリッチ化している。だから、大きくならない。ずっしり感。

薄めに切って、コーヒー、紅茶とともにがおすすめの食べ方。もしよろしかったらどうぞ。

今年は「いわゆるパネトーネ・オニパン風」で行きます。よろしくお願いいたします。

製作中

6月に収穫した小麦(銀河のちから)が120キロほど製粉できていない。そろそろ、また豊後大野市の製粉所でお願いしようかなと思っている。20パーセントまで乾燥させた小麦を玄米保冷庫で保管中。質的には問題はないのですが、その中に穂やの一部やごみ、草なども紛れ込んでいて一度選別をしないといけない。そのためにいる道具として「唐箕」(とうみ)がある。

見たことあるでしょう。昔の農家はこれで脱穀した稲のもみ殻を振るい落として玄米を選別していたのですね。

今までは、地主の園田さんから自動唐箕をお借りして選別をやっていましたが、毎年お借りするのもどうかなあとのことで、買おうかと思いました。でも今物入りで、厳しいなあということで、作ってみようかと。

電動で風を送り、玄米を選別します。この骨格となるものはないかと、廃棄物(粗大ごみ)から見つけたものをくっつけてみました。

プラスチックのふにゃふにゃ台とスチールの台が同じような大きさだったので針金でくっつけて。でも触るとグラングラン揺れて、見るからに弱そうなプラの棒足が折れそうなので補強しました。

おっと~!びくともしねえぜ!とりあえず今回はここまでできました。

笑顔

休みの水曜日、以前からチャレンジしてはうまくたどり着けなかった、「とんかつ山本ロース」に行けた。知り合いから「おいしい」という話を聞いて、何度か電話したり、行ってみたりしていたが、場所がわからなかったり、移転していたりで、一年ほど時間が過ぎた。このひと月ほど前に、場所もわかり、行ったのだが、2時までの営業を30分すぎて到着。残念!

水曜日2時前に行くと、店内はお客さんでいっぱい。カウンター席なのだが10名くらい入っていた。学生さんらしい4名の男子の隣の席に着いた。盛んに、とんかつの話題で盛り上がっている。店内はシンプル。清潔な感じ。西郷隆盛の絵がこじんまりとした額に収まっていて、それ以外はお店の営業時間とメニューが西郷隆盛と一緒に載ったポスターくらい。メニューは、とんかつ数種類とカレー。

味噌カツ定食を注文した。若い奥さん(推測)とアルバイトの方がてきぱきと動いていた。そして、期待のカツが出てきた。

1200円。分厚い鹿児島産の豚ロースを味噌につけている。柔らかくておいしい!

あっという間に完食!おいしかった!

お隣の4名の若者が大きな声で「ごちそうさまでした~」と言って席を立つ。へ~すごい。ちょっと見慣れぬ風景だった。

そして次の瞬間だった。若奥様らしい店員が、席の近くに来て、「ありがとうございました。またお待ちしております。」とゆっくり、美しくお辞儀をする。その顔が私の席からよく見えた。本当に素敵だった。気持ちのこもった笑顔。丁寧なお辞儀。ぐっと胸に来た!これだあ!つながった!

若者たちはこの店のファン、ごひいき、常連。だから、とんかつの話に盛り上がっていた。そして、あの声は、心からのお礼の声。大きく明るく、また来るよって言ってるのか。そしてその声を引き出すのは、女将さんの気持ちのこもったお礼の言葉と笑顔。

本当にお客を大切にしているんだなあ。そういえば、2度ほど電話で話したときの応対が素敵だった。声の明るさと丁寧な話し方。フェイスブックで問い合わせしたとき、すぐにお礼と質問への答えをくれた。へ~丁寧な店だなあと思った。お店でそんなに迅速に対応してくれるところって珍しいから。

店の飾りや雰囲気、お金のかけ方ではないなあ。安づくりのお店だけれど、清潔。特に工夫はしていないけれど。おいしい料理。そして接客。素敵な笑顔!

とんかつ山本ロース、いいお店だ!

朝駆け 

「朝駆けとは日の出前に出発して山頂で朝日を拝む登山のスタイルとのこと。」ネットにこう載っていました。九州ではやっているとのこと。正月などの初日の出も朝駆けなんでしょう。ということで、まだやったことのない朝駆けをやってみました。

山自体久しぶり。思えば、昨年の12月の由布岳以来か。その時、ママが雪でコケて骨折。それ以来、ママは足腰の調子も悪くなり、不完全状態。ママが山に行けないということもあり、私はその後ロードバイクで体調管理をしている。

毎週のように行っていた山行きなのに、忙しさもあり、短時間のロードバイクで週に一度の軽い運動。何か体の奥で、意欲が頭をもたげてきた。山に行きたい!

と言っても、体力も落ちていて、あまり自信もなく。東登山口から、由布岳を目指そうと考えていた思いも沈んでいく。歩き出すと、枯葉が重なる山道は、所々で足元を滑らせる。慌てて出たせいか、ストックも忘れ、途中でこける。無理だと思った。暗いし。それで、目的地を変更。日向岳へ。

うまいこと、日向岳の頂上で朝日を拝むことができた。朝駆けだ~!初めての!?いや、大阪の時、家の近くの交野山(こうのさん)の初日の出は何度か行ったことがあったっけ。

しかしあの時は、行列で、しかも低い山で。それにくらべると、今回は一人だし、怖いし、少しハードだし。本当の朝駆けと言えそう。でも、初心者編みたいな。

一応証拠写真。

その後さっさと下りてきました。途中道に迷いながら。スマホにヤマップをダウンロードしていたので、大丈夫でした。葉っぱが散っていると、どこも同じ景色に見えてくるから気を付けないとね。

憧れ

人って自分の中に「これは」っていうものを持っていたいものだと思う。「これは、すごい!」「これは、うまい!」「これこそ本物!」みたいに。それが自分の存在証明みたいな要素として、自分を安心させる。宗教もそうだろうし。何かを信じることで、落ち着き、安心する。

音楽のジャンルでも、そういうものを持っていたいと思う。はまり込んで、その歌手を追っかけまわる人もいる。ジャズ、ロック、クラシックなどではマニアックな入れ込み方をしている人も多々。

すべてが中途半端な私は、音楽の分野でも、あれもいいこれもいいで過ごしてきた。子どものころからたどっていくと、好きだった歌手はまず加山雄三に始まる。かなりレコードを買ったなあ。次にはまるのは、ザ・タイガース!ファンクラブに入ったっけ。そして高校時代はロック。ドアーズには入れ込んだ。大学時代はフォークに労働歌・うたごえ。就職してからは、クラシック。コンサートにも結構足を運んだ。30のころから、和太鼓民謡。和太鼓はセミプロとして公演も年間20~30ほど10年続けた。そして、ジャズとブルース。ブルースは一時期ブルースハープを習っていた。きっと、自分の親父がドラマーだったことから、潜在意識のなかで音楽を追いかけてきたのかもしれない。

パン屋になってから、人間がシンプルになってしまった。忙しさから、なかなか音楽に没頭できなくなった。心地よく聞ける音楽がいい。深くもなく。たいがい聴くのは、カンツォーネ。そして松田聖子はここ10年よ~く聴いたなあ。ほとんどCDを持っている。しかし、もういい。

さて、今は・・・・。あいみょんも、もういい。一時期ちょっと気になったが、やはり、私には向いてない。そして見つけた。出会った。あいみょんつながりで。あいみょんが好きで影響を受けたという人。その人は…浜田省吾さん!!

浜田省吾!今、毎日聴いている!今、この人なしでは生きられない。彼の感性が私にピッタリ!! そして似たような時代を生きてきた。一つ年上。しかしバッリバッリの現役!

歌がいい!かっこもいい!特にライブシーンが素敵だ。歌詞がいい!メロディーがすごくいい!

ほとんど憧れ!知らない方は知ってほしいと思っている。浜省のライブコンサートに絶対行ってやる。


ついでにこんな画像も見つけてしまいました。浜省の楽曲のPVに出演している石田ゆり子さんです。私、石田ゆり子も応援しています。