自家製手作りの店 頼もしい助っ人

半ばあきらめかけていた桜の塩漬け。しかし、ボタン桜は青色をバックに優美なピンクで私に微笑みかけてくる。70の女性たちが頑張るという(前々回のinfo)のに、私は力が湧いてこない。しかし、考えてみれば、若い力がオニパンにあった。

そう、前にも紹介した「月面まるめ」でおなじみの鈴木君だ。彼の力を借りよう!

昨日の仕事終了後、二人でピンクの海に浸るように、ボタン桜を摘んでいく。どんな感じでお花を摘んでいるかお見せしますね。

なかなかいきのいい若者です。将来のオニパンを背負ってくれるでしょう。

さて、そんなことで今年も桜の塩漬けはできます。今も、外でおばちゃんたちの話し声が聞こえてきます。やはり桜を摘んでいるようです。きっとおすそ分けをもらえることになるな・・・・。

一晩塩に漬け(水抜きしました)。これに塩と酢を入れて一週間寝かせます。

移動販売の旅

昨日で4月からスタートした移動販売の2週目が終了しました。安堵と疲れが押し寄せてきます。パン製造、販売において、今まで日曜日が一番大変な日であり、緊張感をもって仕事をしていました。しかし、移動販売が始まると、逆に日曜日がとても楽な日だと感じるようになりました。移動販売の売り場というお店を一軒と数えると、3店舗のうち一番売り上げを頑張っているお店が移動販売のお店と言えるからです。これは、ずっと続くわけではないでしょうし、観光シーズンに入ると塚原がとても忙しくなることははっきりしているわけですが。ともかく、毎日イベントに出店しているような状況が続いているのです。スタッフの出勤時刻は早くしてるし、それでいて帰りも遅くなっている。これは目指す方向と逆になっている。今までの人生であの若いころの超ハードな状態と同じような。精神的な苦痛はもちろん少ないので、鬱にはならないと思いますが。しかし、体がついていかないことははっきりしている!

そんな最終日の昨日、帰りの道を間違えて(いつも間違えていますが)、とてもきれいな宇佐の小麦畑に遭遇しました。

車を止めて、景色に見とれました。移動販売は大分県のオニパンから車で1時間以内の場所でやっています。9か所で。その移動販売場所へ行くまでに、いろんな景観や建物、お店、自然に触れ合うことができます。いつも狭い工房の中で一日を過ごすことから考えると、実に素敵な旅をしている気分になります。

近づいてみると、もう高く伸びた小麦たちが穂を出しています。うちの小麦に比べるとずいぶんスマートなスタイル。上品な小麦たち。きっと中力粉のチクゴイズミなのかな。

心安らぐ移動販売の旅の一コマ。

移動販売での再会

今日(金曜日)は、12時からOBS 13:30分から森町です。もう時間がありませんので簡単に。

昨日は新しい場所、狭間町赤野の蓑原さんの駐車場で。その時、なんと、大分医大近くのパンカフェ・コヅチさんのマスターが現れました。以前からの知り合いですが、移動販売の購入者として現れたのにはびっくり。娘さんと、お店から5キロほど歩いてきたとか。参りましたね。隣にいた女性から「ライバルじゃないの」と聞かれて彼は「仲間」と答えていました。いいですねえ!

さて今日は、OBSと森町。遅刻は絶対ダメ!それでは。

小麦畑

小麦が順調に育っています。今年から大分県の開発した新品種「ハルミズキ」というパン小麦を育てています。やはり大分県の気候に合うのでしょう、育つのが早い!たくましい!生き生きとした姿を見るとこちらも元気になってきますね。

なんともう穂ができています。これから開花し実になっていくのでしょう。 

毎年苦労するのが雑草との闘い。早めにやっておかないともう大変なことに。一昨年がそうでした。どんなに忙しくても、早い段階でやることの方があとあと楽に。それで、移動販売で疲れた体ではあるけれど、火曜日に4時間ほど雑草取りに精を出しました。

小麦と小麦の隙間のところに雑草が生えてきます。ほぼ終わった段階で写真撮影をしているので、雑草はあまり見えないでしょう。

仕事を終えると異変が起きました。それは腰が固まったような感じで。翌日は痛くてたまらない状況。水曜日は生地を冷蔵庫からドーコンなどに移したりする作業がありますが、番重一つ持ち上げることができない。それで股関節の悪いままに頼んで移動してもらいました。ママも大変なのに。

そして、昨日の水曜日は、朝早く起きて、チラシを3種類作製。それをもって新たな移動販売を受け入れてくれた宇佐の会社まで挨拶へ。その後買い物とか・・・。休みの二日間目いっぱいに働きました。

神様二人の老人の努力を少しでも認めてほしいいなあ。うまくパン屋が進んでいけるといいなあ。そんな気持ちで頑張っています。

それにしてもハードな日々

4月1日よりオニパンカフェにニュースタッフが現れた。意欲満々の若者だ。現在パン職人としては清家さん、川野さん2名が朝早くから働いている。その戦列に加わる3人目のパン職人が彼。名前は鈴木君。若干の紹介は後日infoで。

働き方改革の一環で、ハードな労働を緩和しようともう一人の採用を英断したわけだが、現在はその反対の状況となっている。人件費を捻出するためには現在の売り上げでは無理だ。その打開策として移動販売を考えた。その準備を続けやっとこぎつけた4月1日。慣れない事にもよるが、パンの製造量が増え、販売場所までの移動時間もかかるということで、朝の就労時刻は早まった。そして仕事量も増え勤務終了時刻は伸びている。なんじゃこりゃ状態。

鈴木君が早く独り立ちして、真の戦力になることを夢見て、今の苦難を耐えるしかないのだ。

今の彼の実力。パン生地の丸めたもの。私は月面ボールと名付けた。この肌荒れ感、ともすればクレーターと見まがえそうなでこぼこ感・・・ がたまらない。