小麦畑

もうギリギリ。パン小麦の播種は、11月第一週くらいに。播種前に土壌の準備をしてなくては。この休みにやっと石灰をまく。今年は20キロを8袋。肩に担いで撒いていった。先週牛糞をまいていたので、今回は石灰を撒いたらトラクターで耕せる。

嬉しいです。やっとトラクターで耕せる。ちょっと耕して、記念撮影。

由布岳をバックに運転しながら記念撮影。

こうして一日が終了。さて、来週はいよいよ小麦の種を撒きます。

そしてもう一つ報告。先日採った渋柿を軒下に干しましたよ。今年はカビが生えないように、注意深く見守りますからね。

試作

今日は文化の日。お天気だし、ぜひご来店くださいね。紅葉が真っ盛りの塚原高原です。

さて、今日は楽しみにしていたことがありました。それは、昨日仕込んだ試作のパン。二つほどしましたが、時間の関係で一つだけ紹介いたします。

これです。なんだ普通の山食じゃあないか。いえなかみ中身が違うんです。

すべて、オニ酵母で作った食パンです。現在は、あこ酵母とオニ酵母半々。最近オニ酵母の完成度が高くなってきたので、試してみました。

内層はこんな感じ。柔らかく良く膨らみその点は申し分なし。そして味は・・・・

一口目、パクッ! おいしい!

やったぜ!!!??と思いましたが、しばらくして後味に少し、雑味感が!!

残念ですが、以前よりもはるかに前進です。

そして、雑味感解消が今後の課題。それについても、今日、たまたま考えがふっと湧きました。次回試してみます。

紅葉

朝晩の冷え込みもあってか、塚原高原も紅葉の季節を迎えています。今朝はあいにくの雨ですが、我が家のデッキから見える店前の樹木もいいころ合いの色彩を放ています。忙しい毎日ですが、少しは余裕をもって、紅葉狩りに行きたいなあ。次の休みは、畑の小麦播種だし。せめて、エコーラインくらいには行かねば。

明日は、文化の日、祝日につき、別府・塚原両店とも営業いたします。

木曜日については代替えの休業とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

パン職人

職人という響きはいいですねえ。地道さ、技術力、寡黙、忍耐力などの付加的な意味合いも滲んできます。その職人に憧れて修行後独り立ち。まだ13年。やっと全体が見回せる域に近づいてきました。

今までは、自分のことしか見えてなかった。今のことしか見えてなかった。直近のことしか想像できなかった。そんな感じかな。

現在、少し先のことが考えられ、計画できるようになってきた。残りの人生が少ないので、早めに見通し、計画を立てていかなくてはと思う今日この頃。

そんな日曜日の今日、忙しくなるのが目に見えている。昨日も大変だった。昨日もたくさんパンを作った。それでも昨日は研修生の畑中君がいた。畑中君はデニッシュ以外は一通り作ることが出きる。しかし、今日は頼りの畑中君はいない。そして、作る量はさらに多い!

困ったときは若林さん。なんか、先週もこんなことを書いたような・・・。そうなんです、今日も朝8時前から別府店のスタッフ若林さんがお助けに駆けつけてくれています。

ご本人は、嫌がっていましたが、無理やり画像を貼りつけました。

タイトルは「古希を超えても、目指せパン職人」。いいですねえ、高齢者が仕事に張り切っている姿は。若者よ、負けないで!ね!

アップルシナモン

秋から冬の時期、オニパンでの人気商品としてアップルシナモンというデニッシュがあります。リピートが相次ぐこのアイテム、人気の秘密を探ります。

リンゴがパイにマッチするということもあるでしょうが、多分にリンゴのおいしさを引き出す作り方があるのでは。10年近くこの商品を作っていますが、年々作り方も変化・進化しています。リンゴはここ数年、信州から直で購入。品種としてはサンフジが一番合っているようです。

リンゴのシロップ煮を焼いたパイ生地に乗せているように見えますが、実は手が込んでいて、シロップ煮を乗せたうえで、さらにもう一度オーブンでリンゴごと2度焼きしているのです。これを思いついたのは、以前のアップルシナモンは味が今一つだったので、もっとうまくなる方法はないかと考えていて「そうか、焼きリンゴみたいにリンゴを焼いたらうまくなるのでは」と思い付いたわけです。

こんな風にパイ生地に乗せて、もう一度4~5分焼きます。リンゴに蜜がにじみ、果肉も柔らかく透明度を増します。焼きあがって、さらにナパージュをぬります。

届いたリンゴの皮むきから始まり、芯を取り、適当な大きさに切り分け、煮込み作業・・・・という風に、手作りから生まれるアップルシナモンのおいしさ。

自家製・手作りの店「オニパンカフェ」ならではの味なのです。